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廻る世界と星界竜  作者: 中野 翼
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オールエルのステータス及びスキル

僕は星界竜の眼を使って、オールエルのステータスを確認した。



【名前】オールエル

【年齢】0

【種族】アステルエンゼル《星天使》

【所属】無し

【滞在世界】フィールド1

【職業】代行者

【称号】無し

【属性】火・水・土・風・雷・木・氷・光・闇・時・空・星

【弱点】邪・虚無

【魔力】5.000.000/5.000.000

【状態】正常

【所有魔法】各属性攻撃魔法・回復魔法・補助魔法

【スキル・能力】

ダンジョンクリエイター・解析者・原初海洋・星樹豊饒・空間把握・ハッキングウイルス・生産工場・クエストオーダー・レベル制・ゲームシステム・星巡神殿・検索システム

【耐性】火・水・土・風・雷・木・氷・光・闇・時・空・星

【加護】無し

【成長ポイント】500

【守護対象】星界竜アスト・星極竜アルト



ふむ。全体的な能力に問題は無いかな?作成した新しいスキルもちゃんと持っているし、戦闘力も充分だろう。後は、持たせたスキルの詳細を確認しておくかな。



・ダンジョンクリエイター


魔力を消費して任意の場所にダンジョンを配置出来る。ダンジョンの規模及び難易度は、消費した魔力に依存する。ダンジョン内に出現するモンスター・アイテム・トラップは、ランダムであり、最初は指定は出来ない。ダンジョンは、スタート地点から離れる程に攻略難度が上昇する。ダンジョンの一定階層毎にボスモンスターが出現する。最奥にいる、ダンジョンボスを倒すことによりそのダンジョンの設定を変更出来るようになる。



・解析者


スキル保持者が存在する、同一空間内にある生物・物質・事象・現象等の情報を解析出来る。解析対象が少ない程、解析速度が上昇する。解析した情報量が大量の場合は、制御しておかなければ死亡する危険性あり。


・原初海洋


神話で語られる、全ての形あるものを生み出した始まりの海。スキル保持者を中心に展開し、その海からあらえる生命を生み出すことが可能。生み出された生命は、スキル保持者に従属する。


・星樹豊饒


星樹を配置することが可能。星樹を配置した地点を基点として、星樹の大きさに比例した範囲に豊饒をもたらす。星樹が消失した場合、今まで豊饒の恩恵を受けたものたちにその揺り戻しが襲い掛かる。


・空間把握


スキル保持者を中心に、半径十Km範囲の空間を把握することが可能。スキル保持者に対するアクションに対しては、擬似的な未来予測も可能。ただし、所持者の集中力によって把握出来る情報の精度に差が出る。


ハッキングウイルス

世界の理にハッキングする為のウイルスを散布することが可能。世界の理にハッキングすることによって、一時的に理を停止・操作・バグらせることにより本来ならば出来ないことを行うことが出来る。ただし、世界に負荷をかけすぎると修復がきかなくなる為、実行する前に元の情報を保存しておくこと。



・生産工場


任意の対象の情報を入力することにより、その対象を魔力及び素材を消費して生産することが可能。生産注文数は、単品から大量生産まで可能。ただし、一回の生産注文数が多い程、完成するまでに比例した時間がかかる。


・クエストオーダー


スキル保持者の好きな条件でクエストを作成することが可能。クエスト達成報酬は、作成されたクエストの難易度によって自動的に決定される。ただし、クエストの内容及び受注者が同じ場合は、報酬の内容が最初よりも悪くなり、回数を重ねる毎に悪くなっていく。


・レベル制


スキル保持者及び任意の対象にレベルの概念を付与する。付与されたものは、戦闘・生産・修行・学習等の一定の行動をするごとに経験値を収得するようになる。経験値の合計が規定値に達するごとにレベルが上がる。レベルが上がるごとに、対象の能力値が上昇する。上昇する能力及び上昇幅は、対象の素質に依存する。レベルアップによる能力上昇にともなう肉体的な変化は起こらない。レベルに上限はなく、経験値が達するごとに上昇し続ける。


・ゲームシステム・


スキル保持者及び任意の対象者に、スキル保持者が設定したゲームシステムを付与する。あらかじめ条件を設定しておくことにより、対象者は存在している世界の理よりも付与された設定の方が優先されるようになる。設定されていない箇所については、存在している世界の理がそのまま適応される。ただし、設定に矛盾がある場合はバグって想定外のことが発生する可能性がある。


星巡神殿


星巡神殿を任意の場所に配置出来る。配置された星巡神殿内では以下のことが可能。

・祝福を受ける

世界より祝福を授かり、授けられた者の素質に合った加護を得る。


・回復する

世界から魔力を提供して貰い、体力・魔力を回復する。


・ランクアップする

一定の条件を満たすことにより、今よりも上位の存在に進化する。


・クラスチェンジ

職業を変更する。変更した場合は、変更した職業に合った補正を得る。


・転生・復活


死体・ソウルクリスタルを捧げ、対象を死体を素材に新しい身体を作成してそこに魂を吹き込む復活。魂を全く新しい身体(幼体・赤ん坊)に宿す転生が可能。


・検索システム


任意のキーワードを入力することにより、キーワードにそった情報を自身の記憶、または仲間の記憶から探すことが可能。ただし、かつては記憶にあっても、何かしらの理由により現在は記憶されていないことは出て来ない。(ただ忘れているだけの場合は問題無く検索可能)



ふむ。何か微妙に内容が被っているけれども、問題はないだろう。


それにしても、ゲームの要素を普通にスキル化出来たな。


あっちの世界のファンタジーものだと普通は、ファンタジーの中にゲーム要素が持ち込まれて無双するものなのに、僕の場合は修行の為にゲーム要素をスキルにしているんだよな。


というか、転生体のユニークハイが普通にチートだからな。


やろうと思えば、ゲームクリエーターとか無くても魔力にものいわせて無双出来るからな。


チート率が高すぎてなんともいえないな。


だけどあっちとこっちの感覚でチートでも、種族的には多分普通だから気にしたら負けな気もするな。


深く考えるのは止めておこう。


さてと、オールエルのステータスにもスキルにも問題は無かったことだし、さっさと次の段階に進むとするかな。


「オールエル」


「はい、アスト様。何でございますか?」


「さっそくだけど、スキルを使用してもらっていいかな?」


「はい、大丈夫です。それでアスト様、どのスキルを使用すればよろしいのですか?」


「ダンジョンクリエイターで、適当なサイズのダンジョンを作成してくれ」


「わかりましたアスト様」


そう言って、オールエルは頷いた。


そしてそのあとすぐに、今まで話ていたのとは別のオールエルが動いた。


そのオールエルは、僕達から離れて少しして立ち止まった。


そして、地面に手をついた。

《ダンジョンクリエイト》


離れたオールエルがそう呟いた瞬間、オールエルの前には2階建ての塔が建っていた。


「アスト様、ダンジョンクリエイトに成功致しました。ダンジョンのサイズはあれぐらいでよろしいでしょうか?」


僕の傍にいるオールエルが、そう言ってきた。


「ああ、あれぐらいで大丈夫だよ」


さて、ダンジョンはこれぐらいのサイズでいいだろう。最初から大きすぎても仕方ないからな。


視線をダンジョンからずらすと、ダンジョンの出現に驚いて固まっている三人がいた。


はあっ。三人が再起動するまで少し待つかな。

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