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廻る世界と星界竜  作者: 中野 翼
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プロローグ

初めての投稿になります至らない所があると思いますが、よろしくお願いします。

ここは何処だろか?僕、天川(あまかわ) 星夜(せいや)は何も無い空間に一人たたずんでいた。周りを見回してみてもやっぱり何も無い。けれど何処からか紅茶の匂いがただよってきた。もう一度周りを見回して見ると、いつのまにか後ろの方にさっきは無かった椅子とテーブルがあった。その上には、湯気が立ちのぼるカップが二つをかれていた。どうやらこの匂いは、そのカップからしているようだ。不思議だったけどほかに何も無いのでテーブルの近くに行ってみることにした。近くによってみると、さっきよりも紅茶の匂いが強く感じられた。やっぱりここから匂ってきたようだ、いつのまにこんな物が置かれたのか全く分からなかった。そして、テーブルから椅子の方に視線を移すと、いつのまにか人が座っていた。その座っていた人物は黒髪黒瞳のととのった顔だちをしていた。が、その人物は自分がよく知っている奴だった。 「何でこんなところにいるんだリディウス」

それはよく自分ともう一人の友人と一緒に遊ぶゲーム仲間のリディウスだった。 「おはよう、気分はどうだい」と、声をかけてきた。

「気分は悪くは無いけど、こんなところで何をしているんの」と答えた。

「ああ、君が目覚めるのを待ってたんだよ」

「僕が目覚めるのを?」それはどういう意味だろう?

「リディウスは、僕がここにいる理由を知っているの?」

「知っているよ。と、いうか君をここに連れて来たのは僕だよ」と、答えた。

「何でそんなことを、というかどうやってこんな所に連れてこれたの?」分けが分から無いけれどもとにかく聞いてみることにした。

「まあ、落ち着いて、せっかく出したのだから紅茶をどうぞ」リディウスはそう言ってテーブルの上の紅茶を勧めてきた。

「落ち着いたらちゃんと教えてくれる?」戸惑いながらもそう尋ねた。

「もちろん、説明するつもりが無いならこうしてわざわざ出て来ないから安心しなよ」と、いつも見ているのと同じ笑顔で言われた。

僕はリディウスのその言葉を信じることにして、椅子に腰掛けた。そして、テーブルの上のカップを持ち上げて一口飲んで、こう言った。「ああ、美味い」これからどんな話をされるのか分からないけれども今だけは、落ち着いた気分に成れた。

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