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マレビト来たりて  作者: 安積
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第8章(9)

 結局、あれから予想通り1週間は神殿から出してもらえず、安静にして過ごすよう言い渡された。

ギルドにも学校にも顔を出せないままだった。光舞祭を終えてから2週間近くほぼ何もしていない。


 流石に寝たきりではなくて、目覚めた翌日からは神殿内なら自由にして良いとのことだったけれど、体はすぐにはついてこなかった。

目覚めてすぐはエメラさんが言っていたようにすぐに固形物は食べられず、少し動くとすぐに眠くなってしまって、長い時間起きることもできなかった。

それでも3日経つと、普通に食事もできて起きていられるようになった。

子供の回復力って凄いな。

こっちにきてから度々倒れてるけど、短期間で回復できるんだから。


 体が動くようになってからは、神殿内をマイアと連れ立って散策して過ごした。

ここに来てそれなりの時間を過ごしたのに思えば神殿内をよく分かってないかった。

何せ、この神殿は広い。正直な話、好きに動いて良いと言われても回りきれる広さではない。

正確な数は知らないけれど千人以上の神官たちがいるって言うことだけは聞いたことがある。

私が知っているのはその中のほんの一部。

私自身が住んでる区域や、部屋に面した庭園、それからみんなで使う食堂くらい。

そこだって実を言えばよく知らない。

だから、知っている範囲だけでも、と思って歩き回ってみた。

神殿の人たちは私とマイアが連れ立って歩いていても気にしない。






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