第7章
ようやく、そのことに思い至るうちにも周囲には精霊の数が増えていく。
……これ、精霊を見る気で見たらどうなるんだろう?
普段、私の周りにいる精霊たちは自らの意思でその姿を隠してくれている。
多分、今もそうなのだと思う。
けれど、今こうして現れ始めている精霊たちは特に人前に姿を現そうとかそんなことを考えては居らず、ただ力が増すにつれて自然と可視化が進んでいるだけのようだ。
ということは、そんな感じでここに集りつつある精霊たちは目に見えていないだけでもっと沢山いるはずだ。
精霊術の訓練の過程で、周囲に漂う精霊の感じ取り方についても学んだ。
まあ、習得率はといえばちょっとアレだが。
それでも、絶対数が多いのであれば多少は見えるはずだ。
そう、ちょっとした好奇心のようなものに駆られた私は、大人気なかったかもしれないが、多分悪くはなかったと思う。
一瞬、視界が焼けた。
現在、肩慣らし中です。
暫く更新文字数が非常に少ないとは思いますが、年内には以前のペースに戻……せたら良いなぁorz
毎日更新だけはしますので、1週間か2週間おきくらいに見に来ていただければ丁度良いのではないかと思います。
お手数をお掛けして申し訳ありません。