表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】黒猫を拾ったら俺んちが二大美少女の溜まり場になった。【Web版】~2人の少女が恋したのは、昔の俺と今の俺――。  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ★3巻発売決定!☆GCN文庫
第3章 俺んちが1年生美少女ツートップの溜まり場になった。(2)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/76

第50話「このゲームって、熊さんと戦うの?」「あはは、熊は強そうー♪」

「わっ、いっぱいキャラがいる! ウケるー♪」

「拓海くんはどのキャラを使うの?」


 イスに座った俺の左右から、俺の肩に軽く手を置きながら、キャラ選択画面を興味津々って様子で覗き込んでくる陽菜と木陰さん。


 ふ、2人とも顔が近いって!

 しかも当たり前のように俺の肩に手を置いてるけど、男子は女子に触れられただけでドキドキするんだからな?


 女の子慣れしてないモブ男子Aの心を弄ぶのはよくないんだぞ!


「このGO-KIってキャラだよ」


 俺は2人の距離感の近さに内心激しく緊張しながら――なるべくそれを表には出さないように意識して――GO-KIと呼ばれる過去作からずっと人気を博すワイルドなキャラにカーソルを合わせた。


 GO-KIは飛び道具、対空、空中攻撃、特殊な超必殺技と、多彩な技を持った何でもできる万能キャラだ。


 欠点は体力の低さで、やられる時はマジで一瞬で体力が溶けてしまう、非常に前のめりなキャラでもある。


 多彩な攻撃で相手を翻弄する面白さと、紙装甲であるが故に安全圏と思っていたら即死する防御時のスリリングさが突き抜けていて、使っていて本当に面白い。

 全キャラ中、1,2を争う中毒性があるのだ。


 しかし2人の反応はかなり微妙だった。


「なんかボロボロの服着た、髭モジャのムサいおっさんなんだけどぉ」


「ちょ、GO-KIカッコいいだろ!? 拳を極めるためのみに生きている戦場(いくさば)の達人なんだぞ? 超人気キャラになんてこと言うんだ」


「えー、そんなのより隣にいるイケメンにしようよ? 絶対こっちっしょ」


 陽菜がイケメンボクサーのエドガーを指差す。

 格ゲー配信をする女性Vtuberも好んで使いたがる、ビジュアル最強のこれまた人気キャラだ。


 かくいう俺も、ヤミ様(お気に入りVtuber)の配信を見るようになった理由が、ヤミ様がエドガーでストライクファイターVIをプレイしていたからだった。


 いいだろ!

 自分の好きなものに興味を持ってくれる女の子に、男子は弱いんだよぉ!


「あ、この人かっこいいね」

 ビジュアルが良いからか、木陰さんもエドガーが好みみたいだ。


 なるほど、木陰さんはこういうタイプが好きなんだな。


「でしょでしょ? 腹筋見せてるのが超セクシーだし♪」

「わかるー」


「ねーねー、たくみん。こっちにしよーよ?」

「拓海くんはこのキャラは使えないの?」


 まぁエドガーはクールなイケメンで、痩せマッチョで、腹筋とかバキバキなのを惜しげもなく晒してるし、そりゃ2人に限らず女の子なら誰でも好みのタイプだろう。


「ごめん、エドガーはほとんど使ったことないから無理なんだ……他のキャラと違ってかなり難しくてさ」


 しかしコンボは難しいし、無敵技の出が遅いせいで入力が遅れると無敵技なのに一方的に負ける、などなど全てが高難度キャラとして設定されていて、ほとんどの人がすぐに諦める一見さんお断りなキャラでもあった。


 ちなみに俺もちょっと使ってみようかなと思って、本当にちょっと触って諦めた。


 あの時、諦めずに練習しておけばよかったと少しだけ後悔する。

 もしかしたらまた2人の前でゲームをする機会があるかもしれないし、今日2人が帰ったらエドガーの練習をしておこう。


「しゃあーないね。じゃあこの髭モジャおじで」

「GO-KIな」


「GO-KIおじ?」

「髭モジャおじよりはいいかな……? とりあえずランクマやるな」


「ランクマってなに?」

「このゲームって、熊さんと戦うの?」

「あはは、熊は強そうだね♪」

「だよねー」


 おおっとこの反応。

 どうも2人は本当にゲームは詳しくなさそうだ。


 せっかく自分の好きなゲームに興味を持ってくれてるんだ(超嬉しい)。

 ここは丁寧に説明してあげよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ