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『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


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 私たちはホテル北野プラザ六甲荘で食事した後、異人館街に

向かうことにした。



 山下さんのお勧めで私たちは牛肉のひつまぶしを食べることに。



 甘めのタレが掛かっているお肉をそのまま食べ、次は薬味をつけていただく。



 山葵(わさび)が効いてさっぱりしたお味。

 最後はお茶出汁をかけてさらりとお茶漬けに。



 私は神戸ビーフのひつまぶし膳を食べただけで、まだ異人館巡りも

していないというのに、山下さんに付いてきてよかったと思った。


 美味しいものをいただくと心がホクホクするのよねー。

 しかも自分よりも若いイケメン男性と食事だなんて、自分でも

信じられないわー。



 へたっぴいだけど、小説書いててよかった。

 書いてなければ、今日のこのランチの至福の時間もなかったのだから。



 近場に住んでいながら一度若い頃に来たことがあるとはいえ、丁寧に

見て歩き異人館街を愛でる……というところまではできていなかった街

なので今回は楽しみだ。



 食事が終わったところで山下さんが地図を見せてくれる。



「一度にあちらこちらとたくさんは見られないと思うのでどこか絞っ

行ってみようかと思いますが百子さん、どこがいいですか」



「神社があるんですね。

 若い頃にこの辺は一度来たことがあるのですが盲点でした。


 神社があることを知りませんでした。

 お参りしてみたいですね」



「では北野天満神社に行くとしましょう」


 私たちはプラザホテルを後にして北野坂を登り、1180年に平清盛が

建立し学問の神様菅原道真公が祀られているという神社に入っていくことと

なった。



 まず急な石の階段を上がっていくと、『叶い鯉』という鯉のオブジェが

祭られておりこの鯉に水をかけて祈願すると願いが叶うらしく

水を鯉にかけるところから『恋』にかけるとなり、恋愛成就の御利益が

あるとされているのだそうだ。



 そしてその先へと進むと天空の神社と呼ばれているように境内からは

神戸の美しい街並みと港の見える景観が展望できた。



 感激しつつ上空の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み広げていたら隣で

一緒に景観を眺めていた山下さんから


「まだまだ見たいところが満載なのでまた来月こちらに来ませんか」

と声が掛かった。



「いいですね。次はどこに行きましょうか」


「百子さんのお好きなところへ行きましょう」


「ありがとう。じゃあ、考えておきますね」


 そう私が返事をすると見上げた先にいる人は軽く微笑み返しをくれた。



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