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『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


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 続けて次に新しいプロットを決めたのはこんな話からだった。




 適齢期の女性が付き合っている彼とそろそろ結婚の話をしたいと思っている中、

自分の部屋で彼と会う時には何気に結婚情報誌(ゼクシィ)をテーブルの上に

置いたりして結婚のことをそろそろ考えてもいいんじゃないアピールしている

のだが、彼が全く結婚の話に乗ってくれなくて困っているという話だった。



 あなたに私が素敵な旦那様をプレゼントしてあげるよ。


 表題は『ハッピークリスマス』。



 この話では彼女を素敵な男性とクリスマスの日に結婚させた。


 うっひょお~、やった~。





― 旦那さんが街で元カノに再会してから、また二人の付き合いが始まってしまい、

家にあまり帰って来なくなり不安な気持ちでいる ―



『ハッピークリスマス』の後も、このように二行の簡単な文章から

どんどん私は新しいプロットを作り小説を書き続けた。



 読み専だった頃は結構隙間時間を使ってオンライン小説、文庫本など、

結構読んでいたが自分が小説を書くようになると、ほとんど読むということがなくなった。



 書かなければならない、……なので読む時間は取れない、そんな感じかな。



 結婚してからは流石にないけれど、独身の頃は金曜から土曜、土曜から

日曜にかけてと夜通し読み耽ることもあったのにな。



 離婚を前提として別居するにあたり、後ろ向きにならない為、何かに

意識を集中させる為小説を書き始めたのだけど、今思うと独身の頃のように

本を読むというのでもよかったのかもしれない。



 今更ながらにそのことに気付き、我ながら唖然とした。


 それならもっと気楽だったのに、私ったらバカみたい。

 あははっ。



 書けなくなったら、その時は読書しまくろうっと。



          ◇ ◇ ◇ ◇





 気が付くと初めてのオリジナル作品を書いた日から一年が過ぎていた。




 百子はその後も挫折することなく次々と意欲的に小説を書き続け、

4作品仕上げた。



 改めて書いたものを数えてみると併せて7作品になっていた。



 自伝しか書けなかった自分がここまで来れたことに感慨深いものを

覚えたのは、百子晩秋の頃のことだった。






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