表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/117

45

45   



 新作の二作目にも取り掛かっていない百子からすると、もうこの先

縁のない人だと思っていた山下から連絡が入る。



 それはメールではなく電話でだった。




『もしもし……山下です。石田さん?』


『お久しぶりです。石田です。どうかされましたか?』


 何かあったのかしら? と百子は内心でまず最初にそう思った。



『どこか外で……そうだな、ちょっと寒いですがご近所の公園ででも

お会いできませんか? お話したいことがありまして……

石田さんにとって大変重要なことです』



 どうして今すぐに話してくれないのだろう、百子はそう思ったが

口にしなかった。



 外で山下に会うことをめんどくさいとか億劫だとは思わなかったから。




『分かりました。じゃあうちの近所の公園で待ってます』


 百子は山下と何時頃に落ち合うかを相談して決めた。



 ちょうど、百子の近所には……近所といっても徒歩で10分ほどかかるのだが 

有名なお寺さんのある公園があり、以前何かで話をしていた時に山下は

その公園のことを知っているような口振りだったので、今回行き方を

知っているのかなどということは敢えて山下に訊かなかった。




 寒い日が続いていたのに、外で会う約束をした山下たちは恵みを

授けられたかのようにこの日は寒い季節にしては随分と暖かかった。



 家から近いということもあり、百子は午後、待ち合わせの時間ぴったりに

公園へと出向いた。



 待ち合わせ場所に行くとすでに山下がベンチの側で立って待っていた。



 この公園はマラソンの練習ができるほど広くて、その上細い通路のように

できている道に入ってゆくと今度は池があり、そこを横切ると散策するのに

ぴったりな空間が広がっている。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ