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『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


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「子供たちには聞かせられない話、ということ?」


「うん、まぁそうだな」


「へぇ~、なんだろう。楽しみ~」


「……」



 私の言葉を受けた夫は何ともいえない表情に苦みを潰したような表情を

付け加えることを忘れなかった。



 朝の出掛けの話で「じゃあ、いってくる」と言い置き、いつものように

夫は出掛けて行った。



 私は三和土に繋がる廊下からリビングに戻り、椅子に座った。




 今まで夫が何も言って来なかったからただの浮気で済ますのかと

思っていたけど、いいように取り過ぎだったな、やっぱり。



 だってあの日あの時、視てくれた霊能者の垣内さんに言われてたじゃない。





「結婚後、あなたの子育てが一旦落ち着いた頃、別に女の人ができます。

 ただの浮気で終わりそうにも思えるけれど、何か突発的な事象と重なって

しまうとあなたとの縁を切るかもしれません」って。





 そうだよね、何か特別なことが起きたとしか考えられないわねー。


 だって私たち喧嘩もしたことないのだし、夫から何か不満を

言われたこともない。



 世間一般から見て、仲良し夫婦に見えるはずだし実際仲は悪くない。


 夫が浮気と認識していたのなら、相手の妊娠が一番色濃いような気がする

けれど、まさかね。


 まだ相手との結婚も決めてなうちからあの伸之さんが妊娠させるとは

考えにくい。



 とにかくこの件に関しては結婚前から修羅場になった時のことは

シュミレ―ションしてるから、落ち着くのが肝要。



『かかってこいやー、不倫カップル。私は一筋縄じゃいかないよ』



 粋がる私の言霊がリビングに波打ち、そして消えていく。



 

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