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『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


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 出張が多くなり、休日出勤が増え、そのせいか夫婦生活の頻度が

減っている。


 もしかして、と思う節があった。




 百子は習慣づける意味もあって結婚当初より会社が毎年刷新する組織図を

退職後も伸之から見せてもらうことにしていた。




 夫から仕事ができるということで異例の中途採用だったみたいだと聞いて

いたせいか、前年度25才で中途入社してきた伊達百合子のことが

気にかかっていた。




 夫が浮気か本気かは分からないが相手にするなら

彼女辺りではないかと目星をつけた。



 思い過ごしてあってくれと願いながら。



 彼女と夫との年齢差14、眩暈がしそうなほど年の差がある。




 今回ばかりはピンとくるものがあり、伸之の出張や残業、休日出勤の日を

伝え興信所に依頼することにした。




 伊達百合子の住所は分かっているので興信所とは別行動で

夫の休日出勤の日、百合子の住所のあるところへ興味本位半分で

様子を見に行った。



 そこでよもや二人が揃ってマンションから仲睦まじげに出てくるところに

遭遇しようとは、なんという天の采配。



 興信所の結果を待つまでもなくといったところだった。





『そっか、そういうことか』



 自分がもしかしてと思った結果を前に、成す術もなくトボトボと歩き、

電車に揺られ、気がつくと百子はリビングで椅子に腰かけていた。





『大丈夫、落ち着いて百子。

 こういう事態は覚悟していたのだから』




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