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『愛のため、さよならと言おう』  作者: 設楽理沙


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 話したいことがあると言われ、ここまで付いて来た。


 たぶん、退職願いのことだろうとは思っていたけどまさか交際を

申し込まれるなんて、まだ夢を見ているような気分だ。



 一生分の運を使ったと思わないと。

 嬉し過ぎて。



 私たちは結婚まで辿り着けなかった場合、心変わりしたほうが職場を

去る(異動含め)という約束も交わした。



          ◇ ◇ ◇ ◇




その後、伸之と百子は順調に交際を進め、付き合っている間ただの一度も

喧嘩することなく、そして双方の親たちからの反対もなく、スムーズに

結婚をした。

 



 伸之の方では、また父親から待ったがかかるかもしれないが今度こそ

家を出ることになっても百子と結婚するという固い決意の元、

百子を両親に引き合わせた。



 百子と面談した父親は一言『いい子じゃないか。あの子はいいと思う』と

予想外のお墨付きをもらい拍子抜けするほどだった。


 百子の父親は市役所勤務、母親は小学校の教師だった。


 固い職業の両親の元で育てられたというのが気に入られたのだろうか。


 伸之にはその辺がいまひとつ分からないままだったが、とにかく

堅物の父親からOKを貰えほっとする伸之だった。



時は遡ること石田伸之29才、秋野百子24才の頃のことだった。




          ◇ ◇ ◇ ◇



◇結婚生活 



 結婚して割合すぐに次々と二人の子供に恵まれ、順風満帆の中子育てに

忙しい百子と、年々年と共に重い仕事を任され多忙になっていく伸之。


 

 気がつけば可もなく不可もなく的生活になっていた。


 伸之は家で一切会社でのことや仕事の話はしないので、

夫婦の会話というモノが 極端になくなっていた。



 だが喧嘩するわけでもなく、やさしい夫との生活はこんなものと百子は

不足感はあるものの、夫婦生活だってそれなりにあるわけで、子供が小さな

うちはしようがないと諦めていた。



 だが娘が5才息子が3才という少し子育ても息抜きできるようになった年に、

ふと気にかかることができた。






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