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ニ酔夜
おはようございます、しらふです
オチがまったくおもいだせないので、強制的に終わらせにいきます、ご了承ください
謝って無かった事にできるなら、どんなにか良いでしょう。
わたくしの心が此処には無いのに、この方は何故無益な言葉を紡ぐのでしょう。
わたくしがその方を残して部屋を出ようとする時、その方は縋る様な瞳でわたくしの名を呼ぶ。
「もう、名前を呼ぶのもお止めになられてね?婚約破棄が為されたら、わたくしたちは赤の他人でございましょう」
はらりと泪が落ちました。
泣く程の事ならば棄てられる様な振舞いをなさらなければ良いでしょうに。
わたくしには理解の及ばぬ事が多過ぎて、やはり結ばれた約束そのものが絵空事であったと思ってしまうのも仕方ありますまい。
わたくしはあちらへ。
あなた様はそちらへ。
初めから交わる事などなかったのでありました。
であれば歪みを糺し、互いの違いを互いの場所から祝福するように在ればいい。