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あいつの気になるあいつが気になる

作者: E/c^2.PV/nT.

思いつきで書きました。初投稿です。文才がないのでくどいひょうげんや読みづらい部分がありますがおおめににみてください。

1

放課後のチャイムが鳴り、それぞれ帰る人もいれば、部活へと急いで向かう人もいた。


優也もゆっくりと荷物を片付け、部活へと向かうことにした。


西日が痛い。

窮屈なスパイクを履いていつものメニューが始まる。


失敗を咎める誰かの罵声を浴びながら練習は進む。


心に渦巻く憂鬱に飲み込まれないようにしつつ、練習が早く終わることだけを考えていた。


グラウンドの整備を終えた後、自転車のカゴに荷物をぶち込んで家路へと向かう。


「遅いぞー」


親友の正伸の呼びかけに優也は申し訳なさそうに笑って返した。


「悪いな」

「まぁいいよ、帰ろうぜ」


今日もいつものように正伸の惚気を聞きながら一緒に帰ってやる。


「今日も天野さん可愛かったぁ〜」

「正伸がそんなに言うなら可愛いんだろうな、見たことないからわかんないけどさ。また変なのに騙されんなよ」


1年くらいまえに彼女ができて喜んでいたが、女の方に浮気されて正伸は2ヶ月ほど落ち込んでこちらが大変だった。


「天野さんはきっといい人だって!」

「前も同じこと言ってたぞ」

「今回は違うって!」

「それも聞いた」


嫌な思い出を思い出させてしまったかもしれないと思い悪いことを言ったと思ったが正伸の方から話を変えてくれて助かった。


「それより、明日の学園祭の係何にするか決めたか? 」

「まだ決めてない」

「いい出会いがあるかもしれないから、地味な係選んだりするなよ」

「いい出会いがない正伸に言われたくないよ」

「うるせーよ。まぁ、いいや、また明日な!」



2

文化祭の実行委員になって最初の仕事とあって、天野薫子は少し緊張していた。


最初の仕事といっても顔合わせをして実行委員の中でまた仕事を割り振る話し合いをするくらいだ。


薫子はどうせやるならみんなと楽しみたいと思っていたので出来るだけ人数の多い仕事を選んだ。


自己紹介を簡単に済ませ、今日はお開きとなった。


教室へ帰る途中、1人の男子生徒に声をかけられた。


「天野さん」

「はい! あ! えぇと・・・同じグループの・・・」

「松本優也です。天野さん唯一の同学年だったのでなにか連絡事項とかあったら教えてもらおうと思って。よろしくね」

「こちらこそよろしくね! 優也くんはなんでこの仕事選んだの?」


「人数が多い方が楽だと思ったから」

「楽したいのに委員になったとか面白いね!」

「これしか残ってなかったから」

「とりあえず一緒に頑張ろう! 友達待たせてるからまたね!」


友達と帰る約束していた薫子は教室へ急いだ。


「ごめん! 蒼! 待った?」


友人の表情を伺う。


「うんん、全然そんなことないよー。それよりこの後パフェ食べに行かない?」


「行こ行こ! でもダイエットするって決めたしなぁ」


「そんなの明日からでいいよ! 薫子スタイルいいし!でももうちょっとお肉つけなよー」

「また胸のこと馬鹿にして〜。彼氏に揉んでもらったら大きくなるわ」


蒼のほうが少し大きいからっていつも馬鹿にされる。


「相手いないじゃーん! それともいい人でもいたのかしら?」

「うーん、いないかな」


考えてみたがきゅんときた人は最近いない。


「とりあえず行くでしょ?」

「行こっか! 明日から頑張る!」


外へ出るとさっき話しかけてきた松本優也がいた。


校門へと向かう薫子の目に走ってグラウンドへと向かう松本優也がどこか嬉しそうに見えた。


皆様の評価次第で続きを書くことを決定致します。感想のほどもよろしくお願いいたします。

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