【第一死】始まりの鐘の音
--現実世界--
…(真っ暗だ……)
………(記憶の中で、蘇る何かが見える)
……(でも…ぼんやりとしていて、よく分からない)
………(……腹部が…暖かい……?)
……(…血…?!……)
……(助けを…呼ばないと…)
…た……すけ………
[…俺の記憶は、そこで途切れた。]
……あれから…何時間…何日が経っただろうか…
景色は未だ、白い…
……声が聞こえる気がする…
…身体が…自由に動ける気がする…
[俺は…目を開ける事にした…]
--????--
『あ、起きた!やっとだよぉ…!』
(俺は正直どうしたらいいのか分からない)
『えっと…トーヤ……でいいの?』
…?
『あ…頭の上にtoyaって書いてあるから…』
…あ…えっと…toyaの間にu…で刀也…で…
『分かった!よろしくね!トウヤ!』
…お…おう…よろしくな…
…(正直戸惑っている…この世界…)
……(初めに分かる事は…俺の知っているゲームの世界と似通った…というか同じと見てもいいのかもしれない…)
…あ…そういえば…(…Facy…?)
『んー?』
…名前を…
『私?私はFacy!』
…ふぇ…ふぇい…?
『フェイシー!』
フェイシー…よ…よろしくな…?
『よろしくねっ!』
えっと…そういえば……ここは…?
『ここ?ここはね!』
[話を聞いた、ここはAiceと言うらしい、聞き覚えはある…気になったので俺は聞いてみた]
……ここって…rank1~20の人達が集まるか…?
『…そうよ…?あなた…rank99なのになんでここにいるのかなー?…なんて思ってたのよ…』
…あー…そうか…(…rank…99…?……)
『トウヤって、剣術士でrank99なのよね?』
…あー…そうだぜ…?(…剣術士…)
『剣術士でrank99の人ってそんなにいないのよ…』
…え…?普通にいるだろ…?そこらへんに…
『いないのよ、そんなに…』
…本当に言ってるのか…?
『…本当よ…?』
……フェイシー…聞きたい事がある…
『…何…?』
…今…何年だ…?
『…え…?2025年よ…?』
…20…25…?
『…そうよ』
2023年は…?
『…?何言ってるの…?2023年…』
…じゃあ…2023年……何か…あったか…?
『そういえば…2023年…現実で…通り魔事件があったけれど…それとトウヤは何か関係してるの?』
…通り魔……?
『…通り魔よ……』
…待ってくれ……(……記憶が…ない…)
『…ど…どうなの…?トウヤ…』
………(記憶…記憶…記憶…記憶は……記憶…)
[俺は…気絶した…]
『トウヤ…!』




