【きわ物語】もしもタスクを追いかけていたのがケンタではなくアサイだったら
【きわ物語】
《もしもタスクを追いかけていたのがケンタではなくアサイだったら》
『逃げることを考えているだろう…でも君は逃げることはできない…この能力があるからね…』
能力…?ニュースでよく聞くあの…?
ほんとにあるのか…
だが油断している今しかチャンスはない!!
タスクは振り向いて走り出した
『〜…!!』
後ろで誰か轢かれた気がしたが振り向かなかった
走る
なるべく行き先が眩ませれるように複雑な道を通って
〜アサイサイド〜
『はぁっ…はぁっまさか轢かれるなんて…』
カッコつけた後アサイは車に轢かれていた
そう、アサイの能力は【不幸】だ
死に物狂いでタスクを探していると
この先通行止めと書かれた看板が立っていた
『クソっ!!ついてねぇな!!』
振り返って走り出すと
ガンッ
『何処見て歩いとんじゃワレィッ』
少々荒い人と肩がぶつかってしまったようだ
世間ではヤクザと呼ばれる人達である。
『すみませんっ急いでいて気付きませんでした!』
素直に謝るアサイ
『急いでたらぶつかってもええんか?あァ?』
そこへ
『俺に喧嘩を売るとはいい度胸だな』
両手をクロスさせ十字架のように見立て右手で口を隠す意味不明で厨二なポーズをとっているムツキが割って入ってきた
本人としては強さや威厳を表現したかったのだろうが完全に空回っている
『俺様が本気を出せばお前みたいなチンピラなんざ…』
完全に調子に乗っているムツキの顔面を堪忍袋の尾が切れたアウトローの本気の拳がめり込んだ
『ごちゃごちゃうっせーんだよ!!』
重力を無視して殴り抜かれた方向へと飛んでいくムツキ
先ほどの自信は何処へやら、すぐに姿が見えなくなってしまった。
『次はお前だな…』
ひぃいいいっと怯えた声を出すも助けはこなかった
『全然追いかけてこないなぁ…やっぱりハッタリだったのか?』
タスクはもう交差点まで逃げていた
すると陽炎の中に体を引きずりながらこちらに向かってくる二人のコートの男がいた
『タ…スク…くん……さぁ…僕と…一緖に…ついて…き…て』
完全にノックアウトのムツキの肩をもってお互いのボロボロな体を引きずりながらジリジリとこちらに迫ってきた
『え……あ、はい』
何があったかは皆目見当もつかないが俺のためにここまでするなら何か理由があるのだろうと思いタスクはこの二人についていくことにした。
結果【応援したくなる】