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嫌いなんだけどなぁ

「はじめまして」


 外向きの笑顔で挨拶をする。この外面は自信がある。完璧に騙されてくれる人ばかりでは無いけど、この笑顔で黙らせる事は出来るから。

 お相手は思っていたのとは違うが上品な御曹司って感じで少し苦手な雰囲気だ。

 あー嫌だ嫌だと思いながら笑顔を浮かべ続ける。きっと、お相手は気付いているだろう。でも、口に出さない。そこの好感度は高い。

 最初に思っていたよりはマシかもしれないなんて考えていた。


「じゃあ、あとは」


 若いお二人で、そんな言葉を言おうとしたのはどちらの母親だっただろう。でも、それは遮られた。


「結婚して下さい」


 は?


「は?」

「ちょっと、そんな態度」


 母の咎める声が聞こえるが、この対応で合ってると思うよ。いきなり結婚して下さいだって。ふざけてる?いや、真顔だ。ただ真っ直ぐ私を見てる。

 やっぱりお見合いなんてするんじゃなかった。


「嫌いです」

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