十二星剣と整光騎士団
「君はよくやったよ。だからあの世でせいぜい幸せにな。」
「待ちたまえ!その少年を殺すでない。」
「貴様何者だ?」
「我は整光騎士団所属のロックスだ。我が来たからには安心しろ少年。そしてもう一人、私たちの仲間を開放してもらおう。」
「仲間だ?もしかして俺様のガールフレンドの事かい。ならそれはだめだ。それに今更整光騎士が来たところでなんだ。俺はすでに一人、俺のガールフレンドでもある整光騎士を倒しているんだぞ。」
「それはどうかな。油断するとは貴様低級のものだな。騎士として恥ずかしい。気に入らないぞ!」
「なんだと、このくそ悪魔め。俺はこれでも十二星剣の一人。主様に選ばれた十二人の騎士だ。俺の魔法を食らいやがれ。」
「効かぬ。お前の魔法は素晴らしい。だがわれの方が格上だったな。貴様の魔法の弱点は格上のものには通じないことだ。」
「ま、ま、まずい。人生一番のピンチだ。死にたくない。助けてくれ主様。」
「無駄なあがきだ。食らえ、ヘルフレイムスラッシュ!」
俺が倒れてから何日が立ったのだろうか?気が付くとベッドの上に俺はいた。
「ようやく起きたか少年。無事で何よりだ。」