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演劇

演劇3 ~気付き~

作者: 藤宮そよぎ

キミはとあるネコと出会った。

キミはとあるイヌと出会った。

その後の物語が気になりましたか?

キミはどんな展開を想像していたでしょうか?


見つめ合ったキミとネコはその後、何もなかったようにお互いに違う方向へ歩みだした。

そんな続きを想像していたでしょうか?

非常に現実的ですね。現実でキミがネコに近づいたらきっとネコは逃げてしまうでしょう。

……でもそんな物語をキミは期待していたでしょうか?

近づいたら逃げてしまうと分かっていても、キミはどうして近付こうとしたのでしょうか。

その先の物語を期待していたのではないでしょうか?

もしかしたらネコが懐いてくれるという可能性を信じて……


見つめ合ったキミとイヌはどうなったのでしょうか?

異変を感じたのは何ででしょうか?

また、イヌが野良でいる様子に違和感を覚えたでしょうか?

きっと飼い主が近くにいる想像をしたかもしれません。

キミはネコとの出会いと違って、イヌと見つめ合った先の物語を想像できたでしょうか?

これが気付きなのでしょう。


これから先見ていきますのは、キミも望んだ物語の一片です。

すべてはどこから始まり、どこで終わるのか?

それはいつも曖昧で、後から決めていくのです。

「あ、あの時にネコと見つめ合った時が運命の出会いであったのだろう」と。

そう呟くのは物語が完成した後です。


気になるのであれば、次の扉をお開きください。

開くか開かないかもまた、キミの選択です。

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