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贄ノ学ビ舎  作者: 宗谷 圭
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「えー、新入生の皆さん。本日は、この鎮開学園への入学、おめでとうございます。来る有事の際にはこの国を救うため、立派な生贄となれるよう、切磋琢磨し、己を高めていってください」

 高等部長の挨拶が、奉理(まつり)の耳を右から左へ、立ち止まる事無く通り過ぎていく。講堂のライトは万遍なく点灯しているはずなのに、世界がとても暗く見えるのは何故だろう。

 それはひょっとしなくても、ここが……この鎮開学園が、生贄を育てるための学校だから。

 虚ろな目で宙を眺める二百二十八人の同期生達に興味を示す事もできず、奉理はぼんやりと……他の二百二十八人と同じように、宙を眺めた。

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