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登場人物紹介 現代編~特別番外編I  その2

◇一族(=俊哉の眷属で吸血鬼の皆さん)


■土方 歳三(通称 トシ)

幕末の新撰組副長。瀕死のところを俊哉のアルバートに一族にされて連れてこられてしまった。役者のように整った顔。口調は江戸弁をソフトにした感じ。合理的な考え方の持ち主だが、倫理観は幕末を引っ張っているので、露出の多いレイラにちょっかいを出しては怒られるということを繰り返している。(江戸時代の風俗関係はおおらか)


しばらく宮月家の居候をしていたが、そのうちにバー・ライトブルーの用心棒を経て、武者修行をすると世界へ旅立った。旅行先では観光しつつも紛争に巻き込まれたりもした。そのときに出会った女性(というか女の子)を探しに行くべく、準備中。




■李 亮

総司と彩乃にちょっかいを出して、俊哉の逆鱗に触れた宗教組織の生き残り。宗教面というよりはダークサイドの仕事を手伝っていた下っ端だった。身柄は俊哉預かりとなり、独立して生きていけるようにと教育を受けたが、俊哉を慕ってしまいそのまま傍に残って秘書的な仕事をしている。


一族に加わったときが16歳だったために、外見は未だに少年のまま。遠慮がちで小動物的な雰囲気。俊哉から殺されそうになったときに、「老いた母親がいる」と言って助かったが、これは命乞いのときの常套句なので本当に母親が老いているかは微妙。ただし母親は苦労したせいで実年齢より年老いて見える。


李が苗字で、亮が名前。中国では苗字と名前を一緒に呼ぶ習慣があるので、俊哉はそれに従って「李亮」と呼んでいるが、その他の人たちは「亮」と名前だけ呼んでいる。




■デイヴィッド

イギリスの屋敷の警備責任者。なおかつ当主のセキュリティー・ガードを自認している(でも俊哉にしょっちゅうガードは断られている)。傭兵として死に掛けたところを俊哉のアルバートに救われて一族になった。日本語を習った際に、いろいろと間違った情報を教えられて女性らしい言葉遣いに動作をするが、その手の趣味はない。修正するのが面倒なのと、周りが喜んでくれているのでそのままにしている。銃火器は一通り使えるが、得意なのはナイフ。




■ジャック

イギリスの屋敷の警備をデイヴィッドと共にやっている。デイヴィッドが大雑把なので、いつの間にか補佐をやっている状態に。デイヴィッドと同じく、傭兵として死に掛けたところを俊哉のアルバートに救われて一族になった。デイヴィッド同様、最初の日本語は間違って教えられていたが、周りを見つつ矯正した。どちらかといえば無口で、落ち着いた性格。デイヴィッドと共にナイフバトルをしたりするが、一番得意なのはスナイプ。



■メアリ・スチュアート

イギリスの屋敷を管理している女性。おばあちゃんだが、背筋が伸びて厳格な雰囲気で、只者ではない。普段は俊哉の行動に渋い顔ばかりしている。実はウィンドウ・ショッピングが大好きで、日本に来ている間もあちこち歩いていたらしい。




■和泉 小夜

幕末で出会った泉屋善右衛門の亡くなった奥さんの連れ子だった。だまされて俊哉の眷属として加わってしまう。幕末から現代まで生きる間に、善右衛門にほだされて彼の妻となった。



■和泉 海

俊哉の眷属ではなく別筋の吸血鬼。小夜の夫。幕末では泉屋善右衛門。本名はカイル・ボルケルト。ボルケルトという、かなり早い時期に日本へと渡った一族の末裔。一族の能力として耳がいいというのがあるが、能力レベルは俊哉たちに劣るので、かなり血が薄まっていると思われる。





◇周りの人々


■柏木 千津

大学でできた彩乃の友達。ぽっちゃりとした体形で背は低い。のんびりとしている。



■ヤナセくん、南部修平くん

二人とも総司の弟子。ヤナセくんは彩乃の大学での知り合い。南部修平くんは小学生からの剣道仲間。



■近藤 ゆう

バー・ライトブルーの元マスター。幕末の近藤さんのそっくりさんだと思ったら、生まれ変わりだった。現在は奥さん一人に子供一人。バーを手放してから、奥さんと共に小料理屋をやっている。



■ルイーズ・ニヒミリマナ

トシがふらりと寄った町で出会った少女。本編に出てこないが設定は16歳。浅黒い肌に大きな目をしていて、トシ曰く「べっぴん(美人)」。


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