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登場人物紹介 現代編~特別番外編I  その1

ネタバレを含みますので、まだここまで読み終えていない方は避けたほうがいいです。

◇俊哉の親戚一同(吸血鬼のみなさん)


■宮月 俊哉(通称 俊)

この物語の主人公。現代から幕末にタイムスリップしてから戻ってきた。外見は20代半ばだが、実際は250歳を超えている。黒髪に薄茶色の瞳。背は日本人にしては高いが、欧米人としては普通ぐらい。妹を非常に大事にしている。前は妹だけが大事だったが、最近は大事な者たちが増えた。普段は面倒くさがりで、ごろごろしながら本を読むのが好き。武術を習うのが趣味。本人は否定するが言語オタク。英語が母国語。日常会話であれば日・仏・独・伊・露・中・韓・タイ・スペイン・ポルトガルの言葉が話せる。その他、妙な知識ばかり持っている。


好きな色は紺色や深い青など落ち着いた色。ジーンズにシャツなどのラフな服装が好きだが、フォーマルを着ても似合う。牧師として働いていたが教会が燃えたため、今はイギリスの屋敷で投資会社の経営や一族の会社の情報サポートをしている。


黒いこうもりのような翼と長い蛇のような尻尾(長さは伸縮自在。本数も3本まで出せる)を持っている。瞳で人を操ることができ、喉の奥から傷を治す薬のようなねばついた液体が出る。実は液体がスライムのように動くことを最近知った。人を操る際には正確に名前を呼ぶと効果が強くなることもあり、警戒を含めて本人や周りの名前がどんどん長くなっている。また名前は通称で呼ばせることが多い。


ドルフィルス家の当主。断片的に出てくる名前の全容は、アーサー・リーデル・シュンヤ・フォン・ミヤツキ・バランタイン・ドルフィルス。アーサーは代々当主が名乗っている。バランタインはレイラの父方の名前。なお昔の記憶の名残で、レイラだけが俊哉のことをショーンと呼ぶ。(「シュンヤ」が聞き取れなかったため)フォンが入っているのは、どっかでドイツ貴族の血も混じっているからそのまま残したんじゃないかと思われる。しかし一族の主な出身地は英国。自分では認めていないが一族では超武闘派。


※正式な名前の順番は決めてあるが、人に話すときには警戒もあって適当な順番で言うことも多い。




■レイラ・バランタイン

俊哉の従妹。俊哉の父親のクリスタルの娘。色々あって俊哉の妻になったが結婚式自体は挙げていない上に、婚約指輪と思しき指輪をもらっただけなので果たして妻と言っていいのか、婚約者なのか、恋人なのか。本人も決めかねている。(しかしミヤツキの名前は貰った)ウェーブがきいた綺麗な金髪に緑色の瞳。口元に色っぽいほくろがある。外見は22~23歳ぐらい。


虫や動物、果てはコンピュータとまで意思疎通を行う。情報分野のエキスパート。俊哉の150年前の想い人であるアリスの記憶を受け継いでいる。フルネームは、レイラ・アリス・バランタイン・ミヤツキ・ドルフィルス。


通信関係中心のシステムプログラム会社を起こしておりアメリカを中心に活動していたが、今は俊哉に従ってロンドンに拠点を移している。スタイルがよく、夏にはあちこちが露出する服装をして周りの男性陣の視線を浴びている。欧米基準では普通の格好だが、日本では少し刺激的。トシとは犬猿の仲。




■沖田 彩乃・リリア

俊哉の妹。3月生まれ。外見は20歳前後。実際には20代半ば。兄と一緒にタイムスリップした。おっとりしているが、剣道を習っていたので剣術は得意。料理はダメだが裁縫は好き。ストレートの長い黒髪をしてお人形のような外見。


リリアは真夜中に現れるもう一つの人格。ちょっとハネっかえりで、思ったことははっきり言う。彩乃が人間的な倫理観を持っているのに対して、リリアは吸血鬼としての側面が強い。


筋力や五感が一族の中でも優れている。また大人になってから猫になるという能力が発現したが、まだコントロールができないので耳だけ出たり、ヒゲだけ出ることがある。総司と結婚して、アヤノ・リリア・オキタ・ドルフィルスとなった。




■沖田 総司

彩乃・リリアの夫。俊哉の義理の弟。幕末に俊哉と彩乃が落ちた際に知り合った新撰組の組長。死に損なっているところを一族に加えて連れてきてしまった。剣の腕を生かして、剣術道場を開いている。普段は丁寧に喋るが、彩乃・リリアの前ではそれを崩している。


幕末から来たばかりのころはカルチャーショックが大きかったが、徐々に慣れた。俊哉の特訓(地獄のしごき)のおかげで、一応の現代知識は身に付けたし、海外で困らない程度に英語も喋れるようになった。ちなみに名前は、一族の間ではソウジ・オキタ・ドルフィルスまたは、諱もいれてソウジ・フサヨシ・オキタ・フジワラ・ドルフィルスとなったはずだが、今のところ名乗ったことはない。




■アルバート(故人)

俊哉の父親。前当主。すでに死んでいるが、時空を超える能力を持っているため、過去のアルバートが現代でもうろうろしている。外見的には40代ぐらい。俊哉と彩乃が幕末に落ちたのはこの人のせい。



■ねね(故人)

俊哉の母親。彩乃は母親似。おっとりとした性格だった。



■ザカライアス(ザック叔父さん)

俊哉の叔父。アルバートの弟で、クリスタルとアンバーの兄。つまり次男。貿易関係の仕事をしている。アルバートと容姿は似ているが髪の色はザックのほうが赤みがかっている。




■クリスタル

レイラの母で俊哉の叔母。アルバートの妹でアンバーとは双子。外見的には30歳前後。芸術関係に造詣が深く、何人もの芸術家の卵のパトロネスをしている。レイラの父親は故人。




■アンバー(故人)

キーファーの母で俊哉の叔母。アルバートの妹でクリスタルとは双子。





■キーファー・ヴィンセント

俊哉の従弟。俊哉の父親のアンバーの息子。茶色の長いドレッドヘアに、民族衣装っぽいファッションにじゃらじゃらとアクセサリーをつけているのが好き。外見は23~4歳で性別不明に見えるが、男。本当は多少癖がある程度の髪の毛だが、パーマがかかるのが面白くてこんな髪型にしている。刺青を入れようとしたこともあるが、入れた端から消えるので諦めた。ピアスは意地でつけている(はずすとすぐに穴が塞がる)。


フルネームは、キーファー・アレイスター・ヴィンセント・ドルフィルス。ニューヨークを中心に世界で暗躍している組織の首領。一族への血液供給源の元締め。血液を得るために死体処理や殺しも請け負っている。また当主からの命令があれば、一族を狩ることもする。


構造を見抜く能力がある。俊哉をアニキと呼んで慕っているが、彼の構造の複雑さに俊哉自身に触れることができない。




■アルフレッド・バーンズ

キーファーの公私共のパートナー。つまりは仕事上の右腕であり、キーファーの恋人。キーファーがきちんとしていないので、親族というには微妙な立ち位置だがとりあえずここへ。


アジア系の容姿を持つ男性。物腰は柔らかに見えるけれど、人生は生粋の裏街道。


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