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テラ  作者: 浜北の「ひかり」
Normal TERA
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Air:2 ここは・・・

 僕は効果を続けた。いったいどこまで落ちるのだろうか。さっきから下を見ているとだんだんと何かが近づいてくるのが見えてきた。地面だ。

(ちょっと待て・・・。このままいったら、僕はどうする・・・。)

僕はそれを考えた。僕はパラシュートなんて持っていない。つまり、今のまま地面に着地すれば・・・。いや、着地なんていいもので終わればいいかぁ。僕は胸を思い切り地面に打ち付け、その反動であの世へ行くだろう。当然それはいい絵面ではない。もしかしたら、内臓が飛び出るかもしれない。そんなグロテスクなことを考えていた。

(はぁ。俺はもう死ぬんだな・・・。)

半分それがうれしい気もした。居場所がないのなら、居場所を探すか、死ぬかしか選択肢がないだろう。僕はその後者を選ぶことにしよう。どんどん地面が近づいて、僕は地面にたたきつけられた。

「えっ!?。」

ふと声が出た。地面に打ち付けられた感じがしないのだ。起き上がったあたりを見回してみた。誰もいない。あたりにはうっそうと木が生い茂っている。上のほうを見てみたが、葉っぱは見えない。枝もない。どこまで伸びているのかもわからない。針葉樹なのだろうか。

 しばらく座っていたが、立ちあがった。いつまでもここで座っているわけには行かないだろう。今までのことを整理してみると、僕は拾ったDSGの中に取り込まれてしまったみたいである。するとここはゲームの世界。つまり、僕たちの人界とは違うところに僕はいることになる。こんなに誰もいないところで一人さびしく暮らすことになるのだろうか。いや、待て待て。僕は料理すらできない。どうすればいいのかもわからず餓死する運命なのだろう。

「フゥ・・・。」

後ろで獣の声がした。振り返ってみると確かに獣だ。格好は図鑑で見た恐竜に似ている。口にある鋭い歯。そして、僕を見て睨みつけている目。

「グォォォォォォ。」

野獣は一声すると僕に向かって大きな口を開き、刃を向いてきた。


さてさて、主人公テラはいったいこの先どうなるのでしょうか・・・。


次は7月23日です。

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