Air:13 ピンチ
(当たったのか・・・。)
「フ・・・。」
相手が笑うのが聞こえた。
「そうでなきゃ面白くない。聞いたぞ。ノナ・フェイル。しかし、お前の力はその程度か。その程度じゃ話にならん。私は貴様のその上を行く。そろそろ終わりにしようじゃねぇか。貴様の命をなぁ!!。」
(キッ。)
「シャドー・・・。」
「・・・。」
ノナは再び足と手両方に空気をためた。
そして、攻撃を発射した音があたりにこだました。すぐにノナもその方向に向かって空気の球を発射した。
「インフィニティ。」
「!?。」
(しまった・・・。)
ノナはすぐに体を変換しようとした。しかし、相手の攻撃のほうが100分の1秒速かった。
「グワア・・・。」
まず一発目があたる。もちろん。その攻撃だけで終わらない。そのままどんどん攻撃を受けた。受け続けた。ノナはそれに耐えるしか無くなった。能力者は全員能力を攻撃に使うとき一番無防備になる。攻撃が一番当たりやすい状況に陥ってしまうのだ。もし、攻撃をする時に相手の攻撃を受けるならば、攻撃を中断して変換に切り替えるか、攻撃をかわして、再度攻撃を続行するかのどちらかに一つになる。だが、だいたいの能力者は再度攻撃には移らず、防御に徹するようになる。
「・・・。」
そのまま攻撃を受け続ける。何回攻撃すれば気がすむのだろうか・・・。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
何とか攻撃がやんだ。ノナは耐えきったけど、今の攻撃で結構痛手を負ってしまった。
「さて、そろそろ・・・。」
「やめろ!!。」
僕は木陰に隠れていたけど、もう我慢できなくなった。木陰から出た。
「んっ・・・。」
相手のぎょろっとした目がこちらを向いた気がした。
「ノナを。ノナをそれ以上痛めつけないで。」
「フッ。痛めつけないでだ。それはどこかの愚民が言うことだ。ここは違う。そんな優しいことでこの世界は生きていけないんだよ。」
「テラ・・・。」
「さぁ、ノナ・フェイル。やさしい友人ともここでおさらばだ。さっさと死ね。」
「ッ・・・。」
「やめろ!!!。」
次の瞬間自分にも何が起こったのか半分分からなかった。
次回は9月17日です。




