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婚約破棄された悪役令嬢は隣国の王太子に拾われる ~5つの聖具編  作者: あいら


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7-4

「何をしている?」


白い狼の言葉に、


「いつでもかまわないよ」


とリュカ様が答える。


「剣など振り回してどうする、とっとと告白してこんかい」


白い狼の言葉に、


「え?」


とリュカ様の間抜けな言葉が響く。


「勇気を示せといっただろう、

 惚れた女をいつまでも待たせて・・・

 というか意識すらしてもらえず、ああ情けない」


「ほっといてくれ!」


思わずというようにリュカ様が叫んでいた。


私はこれは、告白してこいって事?と思う。

でも、リュカ様好きな人なんているの?

しかも王太子であるリュカ様の恋人は、

次期王妃、好きとかだけで決めていい訳ではないと思うけど・・・


いろいろ考えていると、

髪をぐしゃぐしゃとかき、剣をしまったリュカ様が、

ゆっくりと私と軍がいる方にやってきた。


これは、王城に戻って、いちど国王夫妻に相談かな?


そう思っていると、私の前でリュカ様が立ち止まった。


一旦帰りますか?


と言いかけた時。


「好きだ!」


と、いきなり私に言われて、私はえ?となる。


「えっと、好きとかで、王妃を決めるのはどうかと・・・」


パニックになった私は、何とかそれだけを言う。


「この国でセレーネが王妃になる事に反対している者なんていない、

 むしろ、みんな王妃になるものだと思っている」


リュカ様の言葉、顔か赤くなり、心臓がどきどきしてくる。


え?なにこれ・・・


「本当に私でいいんですか?」


小声で言うと。


白い狼が、


「セレーネが王妃がいいと思う人拍手~」


といい。


軍の人、全員が拍手をする。


廃鉱山の広場全体に拍手の音がこだまする。


は・・・ハズカシイ・・・・・・


ますます心臓がどきどきいう。


リュカ様が跪き、私の左手に口づける、

この国での正式な求婚だ。


「誰よりも幸せにする」


私以上にリュカ様の方がはずかしいハズなのに、

きりりとした表情で、キメられてしまい、

もうこれ以上何も言えなくなく。


あああ、リュカ様かっこいい!


「私でよければ・・・」


ようやく言うと。


「拍手終了~」


と白い狼が言った。


「確かに勇気を見せてもらった、聖剣を受け取るがいい」


そう言うと、白い狼は剣へと姿を変えた。


その剣を手にして、リュカ様が言う。


「愛の証だね」


私は何も言えなくなって固まってしまったのだった。


その後、軍の生暖かい目に守られ、

無事王城へと帰ったのだった。

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