表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄された悪役令嬢は隣国の王太子に拾われる ~5つの聖具編  作者: あいら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/44

5-7

次の日の朝、メイドに起こされ、

リカルドと同じ朝食に就く。


相変わらず、手の込んだ、市場などでは絶対食べられない

料理が朝から並んでいる。


それらをありがたく頂戴した。


「リカルド様、この後少しお時間ありますか?」


「ええ、いつもの書類整理の予定ですが、

 少しなら大丈夫です」


「なら、少しお時間頂きたいのです」


「分かりました、何か目的でも?」


「ええ、奥様の呪いを解こうと思って」


「え?」


リカルドが動揺しているのが分かる、

しかし、すぐに無理だと思ったのが、

苦しげな笑顔を浮かべた。


「回復魔法をかけて頂けるのは嬉しいですが、

 昨日倒れられたばかり、あまり無理はなさらないように」


「ありがとうございます」


ここでも私を心配する気持ちが嬉しく、

それ以上何も言わないでおく。


食事が終わった後、奥様の部屋へ行った、

相変わらず、眠っているとしか思えない。


「これをどうぞ」


収納ブレスレットから、細かな細工がされたネックレスを出す、

その中心には大きな赤い宝石が光り、

そのまま夜会にでも付けていけそうなその品は、

言われなければ呪いのアイテムだと分からないだろう。


「これは、昔妻がしていた・・・・」


どうして、これを私が持っているのだと、

不思議そうな顔でリカルドが聞いてくる。


「そのネックレスの中央の大きな石が呪いの石です、

 その石を割れば、奥様は目を覚まします」


リカルドは信じられないと言う表情をそのままに、

あわてて従者に指示を出す。


「しかし呪いアイテムは破壊できない・・・」


暗い表情で、苦し気に言う。


「これがあれば、呪いを解除できます、

 その隙に石を割って下さい」


私は聖具のネックレスの力を使う。


「無効化の力!示して頂戴!」


聖具のネックレスから白い光が溢れ、

奥様の呪いのかかったネックレスに、

白い光が吸い込まれていく。


「金槌を持って来い!」


リカルドがあわてて叫ぶ、

従者があわてて金槌を取りに行った。


真っ赤だった呪いのネックレスの石は、

今では透明な石へと変化していた。


リカルドは金槌を受け取り、無言で力を籠め、

ネックレスの石を割る。


パリン!


単に石が割れただけではない、大きな音が響く。


リカルドはあわてて、奥様の元に行く。


「ミレーヌ!ミレーヌ!目を覚ましてくれ」


「もう!うるさいわね!」


奥様がしっかりとした声で叫び、

ベッドの上で上半身を起こす。

リカルドが奥様を抱きしめた。


おうおうと泣きながら、ミレーヌを抱きしめるリカルドに、

ミレーヌはポカンとした顔をしている。


「なんなの、あなた、急に泣いたりして」


どうやらミレーヌは呪いにかかっていた事を知らず、

眠って、起きたそのままの様子だった。


とにかく良かったと、

リカルドと奥様、2人だけにして、奥様の部屋を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
勇気を示せフラグの回収が こんな形であったとは  予想もしませんでした(笑) 楽しく読ませてもらってます! ありがとうございます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ