表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

可愛い妹的存在

 リーゼが学園へ入り寂しい日々を過ごしていた。

 リーゼはとてもマメで、五日に一度は手紙を書いて寄越した。

 学園での事。

 寮での事。

 最近は更に魔力が強くなり、来週から実施学習に入ると書いてあった。


(実施学習って何だ?)


 魔力の無い自分には何のことか分からなかった。

 ただ最後は必ず


[兄さんに会いたいです。]


と書いてあるから可愛い。


 リーゼは必ず夏と冬の休みには帰って来た。

 休みの間は[魔力補給]と言っては俺に抱きついて来る。

 会う度に成長しているリーゼに、そろそろ距離を置かなくては!と、思いつつ嬉しく思う自分もいて・・


 気付けば学園を卒業する年になっていた。

 その頃のリーゼは魔力がかなり強く、卒業後は城勤めと決まっていた。


「リーゼはとても優秀なんだな。」


 夏休みで帰って来ていたリーゼに、つい思っていた言葉が出た。


「うーん、自分では自覚無いけど・・そうみたい。

でもね、兄さんの側に居る時のが魔力が強い気がするの!」


 そう言ってまた抱きついて来る。

 正直17歳になったリーゼに抱き付かれるのは、男として辛くなって来た!


「リーゼ、その・・これからはもう少し距離を置いた方が良く無いか?その、誰が見てるか分からないし・・」

「・・兄さんの家で見てるのは、おじさんとおばさんだけだよ?今さらでしょ?」


 う〜、男心を分かってくれ 汗


 夏休みが終わり、リーゼはまた学園へと戻って行った。


「また冬休みねー!」

と言って。


しかし、リーゼは帰って来なかった。

完結できるよう頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ