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歌い謳われ魔王様!  作者: 熠椛メルト
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悪魔と天使

「おい星空女!なんでお前が帰ってきてせきが起きねえんだ!ちゃんと仕事したのか?!」


「シエラさん?流石の私にも堪忍袋の緒というものがありまして...えぇ,もう破裂寸前ですが。」


「あわわわわわ...」


 僕が目覚めて見た最初の光景がシエラ義姉さんに詰め寄る見知らぬ男女とそれを見て慌てるラドニアだった...こうして見るとラドニアが小物に見えるな。でもさっきよりはっきりと力の差が歴然で勝てないって感じるのは覚醒がちゃんと出来たからかな?


「ほらお姫様が起きたぞ,自己紹介でもしたらどうだ?」


 ガバッと後ろを振り向く二人,全速力で近づいたんだなってわかるぐらいには大袈裟にはいよってきた。


「「せき!」」


 僕を呼ぶ二人の声に違和感を感じた。否違和感ではない,既視感だ...


「あ...悪魔と天使...?」


「...!そう!そうだよ!やっぱわかるか!」


「当然でしょう!私達のせきですから...!」


「ちょっ...」


 ちょっと待ってよ!何がどうなってんの?!なんでいきなり悪魔と天使が受肉しちゃってるの?!


「そこは私が説明しま...しよう。まず...」


 *


「え?!せき!大丈夫か?!」


「心配せんでも良いぞラドニア殿。私が成功すると言ったのだ。」


「まち様...わかりました。」


 急に皙くんが眠りについちゃったからラドニアちゃんが取り乱しちゃった。まちの一言で落ち着いたけどこりゃ結構入れ込んじゃってるね。まぁ今の皙くん...ちゃん?は可愛いし分かるけど。


「直ぐに...とは行かなくても時期に目覚めるでしょう。どうします?」


「やっといつもの喋り方に戻ったな,もう観念して皙に言ったらどうだ?お主も辛かろう。」


 私の皙くんとのファーストコンタクトがプレールナなせいで尊大な喋り方じゃないと皙くんが気を使っちゃうんだよね。しかもプレールナも私と言う事には変わらないから皙くんの嘘フィルターに引っかからないって言うね!


「そこはおいおいねぇ...」


「あの...皙というのはもしかしてせきの事ですか?」


「そうそう,私達の世界では皙くん...男の子なんだよ?」


「なんと...!」


 そんな会話を続けていると突如皙ちゃん...いやせきちゃんが光り出す。


「これは...凄いな。うちの魔法少女よりは強いぞ?」


 その時せきちゃんから光が分離し,もう一人のせきちゃんになって顕現する...裸で。


「ふぅ...ってなんじゃこりゃああああ!」


 まぁ困惑するよねぇ...って,


「貴方せきちゃんの中にいた人でしょう?」


「え?...せき!おいせき大丈夫か?!」


「せきちゃんなら大丈夫...多分。」


「多分ってなんだ多分って!おい,何とか出来ねぇのか?!」


 やめてぇ,その顔と格好で詰め寄って来ないでぇ,ひーくんに叱られるぅ。


「せき?とりあえず服を着るのじゃ。」


「あぁ?!」


 その時再びせきちゃんが光り出す。あっ,これデジャブだ。


「はぁ...は?」


 もう一人のせきちゃん?はこの光景を見て固まった。仕方ないとは思う。


 とりあえず事情を説明し,問題は怒ってないと伝える...いや貴方方が問題なんですけどね?!


 とりあえずまちに魔力供給しながら二人の姿を変えて見る。私もお義姉ちゃんなんでね!義弟くんのある程度の事情を知っているわけですよ。なんで,普通に三つ子として生まれた世界線から情報を引っ張ってきてそれに合わせる...とだ,兄の方はひーくんと皙くんを足して2で割ったみたいな感じ,姉の方はせきちゃんと紬黄で同じことした感じって...あれ?私義弟と義妹が増えちゃった?


「なぁ,シエラ...義姉。せきが起きて来ないんだが...」


「なにか問題でもあったのでしょうか...」


 あぁ,この子達も例に漏れずファミコンなんだ...違うね。この弟に何かあったら刺し違えても殺すって目は...弟至上主義(ブラコン)だ...


「わかったちょっと見てくるよ...」


 まちの言霊は信頼してるし私も保険入れてるけど...万が一,億が一でもせきちゃんに何かあればひーくんに...嫌われる?


「《陰と陽 統べる私は セブンティーン》」


 ちょっと本気出さなきゃね。

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