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歌い謳われ魔王様!  作者: 熠椛メルト
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大怪盗

作者名変更しました。多分被って無いはず...

改めまして熠椛メルト(ゆうなぎめると)です,2024年もよろしくお願いします。

「なぜ属性が3つもあるんだ?」

 

『おや,せき様は複属性持ちですか,珍しいですね。』


 居たのかチュートリアルAI...まぁ,居るか。しかし珍しいか,少なくとも自分の他にも複属性持ちが居るのだろう。もし,魂の色といった解釈が正しいなら...

 

「複属性持ちは多重人格と言ったところか?」

 

『いえ,必ずしもそうとは限りません。特別な職業の継承等の理由で複属性持ちになる事もあります。』


 なるほど,多重人格がバレたからといってどうこうする事は無いが一定数は居ると受け取っておこう。種族は置いていて,元素は風か。変えることも出来るがおそらく自分のである属性が『無-偽』なのだ。風だからどうこうとは考えつかないがまぁこれでいいだろう。そんな事よりまず目の前の(・・)だ。『人間?』と称される体ですらかすり傷とは恐れ入ったがステータスの割り振り前だからと思おう。


「ステータスポイントの割り振り方を教えてくれ。」

 

『はい,現在せき様はステータスポイントを50保有しています。ステータスの画面を開いて頂き,ポイントのタブを開き,お好きなように割り振ってください。』


 早速AGIに極振りだ。もう止まれない。誰も自分を止められないぐらい速くなろう。その最初の犠牲は貴様だ宝箱!


 バキッ!


甲高い音とともに宝箱が凹むが僕は止まらない!


 ―数分後―

 

「やはりSTR極振りよりは威力は劣るだろうな。」


 目の前の宝箱だった物を見下ろし,赤い液体を滴らせ呟いた。結局壊しても何も無かったが楽しかったな。


 (何かありますよ?)


 ん?これは...


 -大怪盗の指輪を手に入れました!おめでとうございます!-


【◇大怪盗の指輪】(下級・レジェンド・アクセサリー(指))

 ・装備には【大怪盗の許可】が必要

 ・最終AGI10倍

 ・スキル【悪路走破】使用可能

 ・スキル【ヒットエンドラン】使用可能

 ・大怪盗に位置情報が送られる

 ―まさかこれを見つける奴は居ないだろう,居るなら助手として雇おうか...逃がさないからな? by大怪盗×××××× ―


 (ぅぉぉ...やっば...)


 これはもしかしなくても見つけちゃいけない奴なのでは?!


『そrrrrrrreは,なんdes...エラーコードさんマル7をkeん知...貴方様の到着をお待ちします。』


 こっわ?!何?!絶対やばい!逃げられない!この指輪返したら許してくれないか...


『逃がさないからな?』


 なあああああああ!やばい!あれはやばい!何だあの深淵を覗いたらこんにちはしてきそうな化け物は!化け物の様な体が本物と対面して悲鳴をあげている!


『まさかこの指輪が見つかるとはな...お嬢さん?元気なのはいいですが手に傷を付けてはいけませんよ。』


「ぅあ...りが,と...う...」


 化け物が手を翳すだけで傷が治った...つまり聖属性か?こんな禍々しいオーラを纏ったこいつが?


『感謝を伝えるのは大切です。ですが人を,ましては自分さえ化け物などと...』


 読まれている!完全にこちらの心内が筒抜けだ!


「ぁな,たは...だれで,すか。」


 完全に威圧され,思ったように声が出ない。


『申し訳ない。そうか,今はヴァラトームだったな。改めてご機嫌ようお嬢さん,俺はヴァラトーム。世界に名を馳せる大怪盗だ。』


 禍々しいオーラと威圧が消え,目の前にはイケメンが居た。勿論兄もイケメンだと思うが正直格が違う。


『女性に褒められるのはいつの時代も嬉しいなぁ。』


 そうだ!こいつ...ヴァラトームは心が読めるんだった。じゃあ声を出さなくても会話が出来るな,よし。


『よし,じゃないよ。まぁ,まさか見つかるとは思ってなかった指輪が動いたから来てみれば持っているのはまさかの美人!声まで綺麗となれば手に入れたくなるというもの!』


 は?まっずい!


 (せき!逃げろ!)


『怪盗が獲物を逃がすわけないだろ。近くで見るとますます綺麗だな,特に目だ!まるで何十層にも重なった宝石の山を溶かして固めて磨き上げたようだ!』


 背筋が凍った...このままじゃ喰われる!こいつの好きにさせたら何されるか分かったもんじゃない!


『お嬢さん,選択肢をあげよう。俺の助手として働くか,俺の宝物として過ごすかの二択だ。俺としては助手をおすすめしよう。なぜならコレクションとして可愛がられるよりは自由があるからだ。』


 どうするべきだ?ログアウトは出来ない!チュートリアルAIが機能停止してやがる!なんて答えるのが...いや、


「ヴァラトーム...お前は助手なんて欲していないだろ?」


『...なぜ,そう思う?』


 分からない...だがこの目が!この体が嘘だと感じている!


『感じているか...そうか...』


 さっきまで無かった威圧が再び体を揺らす。返答を間違えてしまったのだろうか。


 -大怪盗のお気に入りになりました。以後大怪盗に常に位置情報が送られます。-


 あぁ...さよなら僕のプライベート...

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