髪の色
まだちょっと調子悪いです...
昼ごはんを食べてLeoに戻ってきた僕達だがある違和感に気付く。
(髪の色違くない?)
そう,元々この体の髪色は少し紫がかった白という型番探しが面倒くさそうな色だったはずだが今は完全に紫といった感じだった。
(俺もそこが気になっていたんだ。倒れる前は黒だった気がする。)
「この体の所有権がそこの悪魔に移ったからではないでしょうか?」
(どういう事だ?)
「元々この体はせきの為に作ったものでしたが,髪の色はそのままにしておいたのですよ。現実世界のせきと。しかし,せきが体と同期した瞬間変わってしまった。まぁヴァンの乱入でそれどころではなかったですから。つまりですよ?この世界において髪色とは自身の属性の色と仮説を立てたのです。悪魔は闇ですからね,薄汚い黒かと思っていましたがまさか紫とは...」
なるほどね,つまり相手の髪色である程度の属性がわかるって事になるのかな?でも染めたりしたら分からなくなりそう。
(じゃあ聖属性は何色だ?安っぽい金とかか?)
(割と黄緑とか優しい色かもよ?)
「ですよね!とても気になりますよね!なので先程のようにこの体の所有権を下さい!」
こいつ...結局それが目的なんじゃないか?まぁいいけど。
(《この身汝のものなり》)
(なぁ,毎回詠唱違くないか?)
いいだろ別に。こういうのは雰囲気だよ,自分のイメージを固める為のね。
「これが...私の色...!」
(まさか赤とはね...まぁ厳密には違いそうだけど。なんて言うか太陽って感じの色だね。)
「日知りって事ですかね。何を持って聖とするかは分かりませんが恐らく太陽信仰に近いものかも知れません。」
じゃあ癒しってイメージよりは恵みって感じか?いやそもそも太陽に何を求めるかだな。光としてみれば今までどうり闇属性には有利を取れそう。
(思ったんだが一度スキルの使い方とか調べるのが先じゃねぇか?俺たちはまだまともなスキルを覚えてねぇ。よくて元素魔法の砂飛ばしだぜ?せきは絵の具で塗りつぶしてるっつぅ使い方してんだろ?こいつを上手くスキルに落とし込むってのが一番じゃないか?)
(確かに?)
「悪魔にしてはだいぶまともな事を言いますね?では誰に教えを請いますか?」
(ゴハンの奴に頼もう。)
──────
「ん〜ん〜ん!」
「はい,こんにちは。」
僕達は割とすぐゴハンさんと合流出来た。
「せきちゃんってそんな髪色だった?」
「え?あぁ!ちょっと待って下さいね?《我が身我が身を我が物に》」
すると髪色がみるみる変わる...
「え?は?!何それ?!」
「これはですねぇ体の所有権を移す自己暗示でして...」
「いや?いやいやいや?そもそも髪色って言うのはこの世界で言う身分証みたいなもので...!」
へぇ...そうなのか。まぁ全く同じ髪色って見たことないかも...
「ん,ん〜ん。」
「そうですよ,私ですから。」
「ぇぇええ?」
ここで微笑みかける...
「...っ?!」
効果抜群だ...ってとこかな?でも顔青くない?傷ついちゃうよ?




