なんかもう魔王倒せそう
日焼け...痛い...
「デイル君さぁ,流石に腕掴んでるのに無視されるとこっちもくるもんがあるよ?」
『え?は?え?嬢ちゃん?』
「うん,僕だけど。」
『は?今まで何処に?』
いやぁ...デイル君の困惑顔いいね。渋めの顔が崩れちゃってるよ。
「玄関にずっと居たよ?ドアを開けようとしたら君とリューヴァが一緒に入ってくるのも見てた。」
『?????』
あっキャパ超えたねこれ。NPCのキャパってどうなってんだろう...感情とか。単なるAIって訳じゃ無いよねこれ。植え付けられた感情ではなく元々持ってたって雰囲気だし...それに個性が明らかに今まで見てきたAIとは違う。本気で考えたのに失敗したという感じだ。まさか法に触れているのか?しかしそれを表に出すメリットが無いし...
「あっ,起きた?」
そんなのは今考えるべきことじゃない。人造人間なんて...今はまだ必要無いし。
『一連の現象は嬢ちゃんのスキルの効果だな?』
「うん,そうだよ。」
デイル君が何処まで気付いたのか知らないけど視ても分からないモノだと教えてあげなきゃね。
『ふぅ,嬢ちゃんは能力の覚醒って分かるか?』
「いや...そこまでは...」
『なら教えてやる。先ず覚醒だが...大きくわけて二つある。一つはスキルの覚醒。こいつぁ単純でただ一つのスキルに対する熟練度や理解度なんかである一定の基準を超えるとスキルの威力や効果が目に見えて上がる。もう一つは根本の覚醒。自身が持つ属性自体の覚醒だ。嬢ちゃんもそうだろう?属性の覚醒だが,詳しいことはわかっちゃいない。でも一つだけ言えるとすりゃぁ...全てのスキルを覚醒させようが辿り着けない域に行ける。』
へぇ...恐らく魔王はその域に達しているし今の私じゃ勝てないだろう...属性が3つあると言っても魔王固有の属性があるかもしれないし...だってありそうじゃん勇者とか魔王とか...
『ちなみに受け継いだ属性は覚醒する事が出来ない。まぁ覚醒させなくても強いのは強いんだが...嬢ちゃん?』
「...ごめんねデイル君。僕行くとこ出来た。」
またね,世界。
『?!また消えやがった...』
―――――――――
「来てやったぜ,りゅっ...りゅう...リュ,ユ,ス,ダンジョン!言い難いったらありゃしねぇ!」
(この体すっごく滑舌いいはずなんだけど。)
(この馬鹿が使いこなせるスペックではないのですよ。)
「んだと?!」
(おいおい喧嘩するなよ...)
(せきもせきですよ!どうしてこれを先に属性覚醒させるような考えに...!)
ん〜強いて言うなら勘なんだよねぇ...なんか聖より先に闇を育てた方が効率がいいって言う勘。こればっかりは言語化出来ないけど今までも(・・・・)そうだった気がする。
(はぁ...さっさと行きますよ悪魔。早く体を返してください。)
「元々三人共用ですけど?!チューニング俺がやりましたけど?!」
こいつらはいつもの事だからほっといて...属性の覚醒...なんて言っても結局何すりゃいいかわかってないんだよなぁ...取り敢えずレベリングも兼ねてリュユス来たけど...そもそも今ってヴァンに見えているのかな?普通に悪魔が表に出てるけど...まぁバレたらバレただしいっか。
「おい,せき。」
(なんだ?)
「魔物が一向に警戒しねぇぞ?」
(それはそうだろう...今僕達は世界からすら認識されていないのだから,いくら寝首をかこうと目の前でそれが起ころうと疑問にすら感じない。)
「いや?!いやいやいや?!もうそれだけで魔王殺せるだろ?!」
(いやまぁ確かに不意打ちなら最強だ。不意打ちならな?例えば魔王への挑戦が四六時中いつ何時も行われているならそれでも勝てる...しかしその後が大変だ。そういう環境下に置かれた時少しでも後手に回れば負ける。次に準備万端な一騎打ちの場合,目の前の相手が知覚できなくなった瞬間に私は防御を固め牽制で無差別広範囲攻撃を行う。そうなると勝てる線は薄いし勝ってもさっきと一緒になるのは自明の理。故に手数を増やしてどんな場合にも対応出来る力をだな...)
「わ〜ったよ!しっかしどうすんだよ,このまま暗殺紛いのことしたって属性は覚醒しねぇぞ?」
(あっ,そこに犬っころが居るだろ?あいつに僕はクソザコナメクジで弄んでやろうという気持ちにさせる容姿として認知させると...)
『?!...グルァ...』
「犬っころって思ったより表情あるよな...」
あの...スターレイルの椒丘くんって新キャラが発表されたんですけど...あの子狐で糸目っていう裏切ります感出しまくって裏切りらないって逆張りを裏切って裏切りそうですよね。でも石がないので引か...性能次第ですかにぇー...




