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歌い謳われ魔王様!  作者: 熠椛メルト
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じゃあ...はい。

ギリセーフ!

「人間絶対殺す装置ってそんなもん渡すな!...ってあれ?」


 ん?さっきまで手にあったルービックキューブが無い...なんで?


『確かにそれには人間絶対殺す装置みたいなのが着いておったが...よく分かったの。』


「いやラドニアが言ったくない?」


『は?』


「え?」


 どういう事だ?さっきからびみょ〜に噛み合ってないな...短期的記憶喪失?ボケてるのかなラドニアって...


『せきちゃんちょっと良い?』


「はい喜んで!...は!」


『今からまた話が噛み合わなくなったら口には出さず心で考えてね...』


 ひゃえ〜これがリアルASMR!癖になりそう...でもヴァンの声じゃないと満足出来ない体になっちゃう...


 『話はそれたがそれでそのデウス・へドロンはまぁ...簡潔に言えば機械の細胞じゃ。それ故に何者にもなれる。魔力がある限りな。』


 え?急に説明?さっきしなかった?これが噛み合わないって事?


『でもこれ人間じゃ使えないよね?』


『なんじゃ覚えておったのか。そうそれには人間絶対殺す装置が組み込まれておる。あのクズの人間嫌いは筋金入りじゃったからの。』


 ヴァ〜ン〜?絶対忘れてたでしょ。うっかり私に渡して...あれ?渡されたし持ったのに手元に無いっておかしくない?それにラドニアの反応...完全に知らないって感じだし...過去に戻った...いやこの場合ならやり直しの方が強い?


『これって種族が人間だったら発動するんだっけ?』


『あぁ,そうじゃの...亜人はせーふじゃったはずじゃ。なんせ絶対殺すなんて謳っておるのじゃから範囲をある程度絞らねばなるまいて。』


『じゃあせきちゃんはい。』


「え?ありがとうってぇぇえええ!」


『馬鹿!』


 殺され...ない?


『せきちゃんの種族って"人間?"って疑問形でしょ?だからいけるんじゃないかって...』


「いけるんじゃないかって...死んだらどうすんの!」


『死ぬの?本当に?』


 ...やり直しか。なるほどね...私が死ぬ事は万に一つもないから実行したと...いや普通に怖いけどね!もう可愛い顔じゃ誤魔化せないとこまで来ちゃったよ!


『いくらせきが旅人だからと...まぁ良い。どうせこの手のイタズラで誰かを傷付けたことの無いのがサリヴァンじゃし...』


「そういえばヴァンはこれからどうすんの?一緒にここ潰す?ヴァンだって自分の血の味再現する施設って嫌でしょ?」


『ちょちょちょ待たぬか!辞めてくれ!せっかくここまで来たのじゃ!何故潰されねばならんのじゃ!』


「だってそうでしょ?ここにいる吸血鬼だって完全に人間を見下して...私だってモルモットにされそうになったし!魔王国内で誘拐事件とか起こる前に私は次期魔王としてここを潰さなきゃ!」


『中にはそんな奴もおるかもしれんが全員ではない!そいつだって処女の生娘の血を使ってサリヴァンの血を再現しようとしただけじゃろうて!』


「だけ?今だけって言った?!やっぱり潰した方が良いよヴァン!」


『う〜ん...まぁ取り敢えずせきちゃんをモルモットにしようとした吸血鬼は殺すとして...良いよね,ニア?』


『ぁあ。構わんぞ?そいつのせいでサリヴァンとの関係が崩れるくらいなら喜んで差し出そう。』


『で次に...この施設の処遇だけど...家賃払ってる?』


「『は?』」


 考えた事が全部口に出ていた時間が終わり暫し沈黙が流れる...って客観視出来るか!なんで今家賃の話題?


『せきちゃんの言う通りここは魔王国内のはず...でも私はこんな施設知らないし不法入国?それにここは今"新しいダンジョン"として調査されてる...不法滞在だね?』


『うっ,いやまぁそうじゃが...』


『弁明の余地がないなら僕はこの施設を即刻破壊する。』


 いや〜美人に凄まれると怖いなぁ...でも真顔じゃなくて怒ってます感があるだけマシか?


『サリヴァンよ...確かに妾達は不法ものかもしれんが...』


『しれんが?』


『不法ものじゃが!別に魔王国に危害を加えようとここにあるのではない!それだけは確かじゃ。』


 嘘はついてないんだけどこの施設の内容がなぁ...まぁ貴方の血を再現する施設を作りますって言われても絶対許可したくないし...でもそれなら魔王国である必要なかったんじゃない?わざわざお膝元でやるって言うのもちょっとおかしい...


『吸血鬼には...魔王国以上に安寧の地がない。』


「え?」


『聖王国では禁忌貿易都市では畏怖その他あらゆる国で...吸血神鬼ラドニアは出禁をくらっている。』


『くっ,じゃがそれは...!』


『それは吸血鬼の特性...いや本能にある。執着という本能が。一度...たった一度でも処女の生き血の味を知った吸血鬼はその味に執着する。それはどうやら吸血神鬼でも逃れられないようだ。』


 えぇーっとつまり?処女の生き血の味を知った吸血鬼の暴走かなんかでほとんどの国から出禁くらって...でも味を忘れなんなくて不法ものになったって事?え?私そんなのに下等生物扱いされたの?ちょっとショック...

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