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歌い謳われ魔王様!  作者: 熠椛メルト
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顔が良いのは事実

ただいま魔王様。

「なんですかそのルービックキューブ。」


『ルービックキューブ?なんじゃそれは。これはデウス・へドロン,言うなれば準ワールドアイテムってとこじゃな。...そしてそこの黒いのの元彼の私物じゃ。』


 え?


「え?」


『せきちゃん心と体で同じこと考えてるよ?』


 え,いやだって...


「ヴァンって彼氏いたんだ...」


 何故か知らないけど変な気持ち...


『せきよ,心が切ないとかないか?』


「え,うん。」


『心を持つコレクションは自然に持ち主に好意を抱くのじゃ。もしかしたらと思ってな。』


「はぁ?」


 おいおいおいじゃあ今までこいつの顔が良いとか思ってたのもそれのせいって事じゃ...!


『俺の顔が良いのは事実じゃない?』


「まぁ,それは...そうだけど。」


『ちと待てせきよ...よもやサリヴァンの性別を知らぬのではあるまいか?』


「いや普通に男でしょ?」


 えっ,違う?骨格とかも完全に男だし...


『今代の魔王は知っておるな?』


「あぁ...インテリメガネね。」


『インテリ?まぁそいつが魔王に就任する時にサリヴァンに求婚しよったのじゃ。私はあなたに愛を告げるためにその他全てをねじ伏せここに来ました,とな。』


「インテリメガネってイケメン好きなんだ。」


『いや,その時はまだサリヴァンは女じゃった。お主が来ている服はその時に着ていたものじゃ。』


 ん?どういう事?ヴァンが女?どう見てもただのイケメンだし...でもラドニアは嘘ついてないし...


『本当だよ。だけど今はヴァラトームだからね。もしサリヴァンの姿が見たいってい...』


「見たい!」


『...分かったよ。ちょっと待ってね...』


 どんなのだろうか...今のままイケメンなのか,それとも可愛い系とか美人系?何しろインテリメガネが全てをかなぐり捨てて求婚するぐらいだ...し...は?


『どう...かな?』


「好き...」


 え?何それ反則じゃんやば...顔にしか目が行かない...いや元のヴァン...いやこの姿が元々?まぁいいや,しっかしロングかぁ...この服にロングは似合わないって思ってたけど違った。ロングが最適解と感じる。服に着せられてる訳でも着てやっている訳でもない,お互いがお互いを高め合ってる...そうか...この服ってヴァンの髪と瞳の色だったのか。ヴァラトームの方とはちょっと色が違うから気づかなかったけど今ならはっきりと分かる。それにしても凄いな...可愛くもあり美しくもある...言葉では言い表せないけど胸を張って好きだと言える...


『ほ〜10年ぶりくらいかのその姿は...じゅるり...して何故ショートパンツなのじゃ?ずっとスカートじゃったろうに。』


『せきちゃんとお揃いにしたかった...』


 ア゜...しんじゃう...かわいい!インテリメガネがどんな奴か知らないけど絶対渡さない!私魔王になる!


「ん?」


『どうしたの?』


「ヴァンって...彼氏いたんだよね...」


『安心せい,こやつの元彼はクズじゃったがまだ手を出しておらん。流石にこの状態のサリヴァンに手を出すほど心を失っとった訳では無かろう。』


 あれ?あなたさっきじゅるりって舌なめずりしてましたよね?心失ってるんじゃ無いですか?


「ていうかなんでわかるんですかそんな事...バレてないだけでヤる事ヤってるんじゃ...」


『いやそれは無いじゃろう...前戯等の有無はわからんが...こやつがまだ処女である事は吸血鬼としての勘でわかる。』


「吸血鬼って処女厨なの?」


『ん〜間違ってはおらんかもしれんが一応別の理由がある。吸血鬼にとっての処女の生き血と言うのは何物にも勝る馳走故に本能的にわかるんじゃよ,例えるならそうじゃな...処女でないなら冷めた肉,処女であるならば...肉汁を垂らしたアツアツのステーキじゃ,16歳前後が一番美味いらしい...』


「らしい?」


『ニアは理想が高すぎて一度も飲んだことないんだよ。昔は私の血をあげてたんだけど身の危険を感じてからはあげてない。』


「妥当な判断だと思うよ。だってこの人やばいもん。初対面でいきなり歯突き立てるぐらいには飢えてたみたいだけど...」


『いや,血はちゃんと飲んであるぞ?なんならこの施設自体が血を作っておるのじゃ。妾の血に流れる記憶からサリヴァンの血の味を再現する施設じゃからな。』


 怖っわ!下手なヤンデレさんより怖いわ!ヴァンも血の気が引いてるしこの施設壊した方が良くない?


『話はそれたがそれでそのデウス・へドロンはまぁ...簡潔に言えば機械の細胞じゃ。それ故に何者にもなれる。魔力がある限りな。』


「ヴァンは元彼の私物だったから欲しかったの?」


『いや...本当に欲しいなら横取り申し込んでるしせきちゃんと釣り合うモノをニアが持ってないから1番価値が高いものを勝手に投げられただけ。いる?』


「割と欲しい。」


『じゃあはい。』


 わーい何作ろっかなぁ!


『ぅおいちょっと待てぇい!それ人間絶対殺す装置付いとったぞ!』


 え゛

サリヴァンの元彼はクズです。なんでこんなキャラ産んだんでしょう...苦しんで死にましたけどね(ネタバレ)

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