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歌い謳われ魔王様!  作者: 熠椛メルト
14/66

自称最高火力

「成功,大成功,成功,成功,成功,成功,成功,失敗,成功,失敗,成功,大失敗,成功,失敗,失敗,大成功,成功,失敗,失敗,成功,失敗,失敗,大失敗,失敗,失敗,成功...ふふふ,+19...」


 現在300×31+1,500×13の28,800円使っている...大成功で2以上出ないけどバグかな...?


 -強化を実行。失敗,失敗,成功しました!保護カードが2枚役目を終えて無くなりました。-


「遂に+20...後一度...一度成功すれば装備が進化する...」


 大成功すれば二段階進化出来るらしい!


 -強化を実行。失敗,成功しました!◇大怪盗の指輪+20が◇◇大怪盗の指輪に進化します!-


 (やったな!早速確認しようぜ!)


【◇◇大怪盗の指輪】(レジェンド・アクセサリー(指))

 ・装備には【大怪盗の許可】が必要

 ・AGI+200

 ・最終AGI11倍

 ・スキル【悪路走破】使用可能

 ・スキル【エンドレスラン】使用可能

 ―お前は俺の物だ。 by大怪盗ヴァラトーム―


 やっべぇ...遂にAGIが8,866!レアリティも下級・レジェンドからレジェンドになったし,【ヒットエンドラン】が【エンドレスラン】に変わって常に二倍!プレイヤーには負けないんじゃない?!


「おい!この俺様にそんな事していいと思ってんのか?!」


 ちょうどいいカモが近くに居そうだな探すか...


「はっや!」


 先程の自分の二倍程早くなったので制御に時間がかかりそうだ。


「おめえみたいな約立たずが居るせいで負けたんだよ!わかってんのぐはっ!」


「あっ。」


 なんか轢いてしまったな。


 -怒羅厳|(Lv42)に8,643ダメージを与え,撃破しました。経験値1獲得。-


「ど...怒羅厳さん!」


 どらごん...?明らかに人型だったが...


「貴様ぁ!よくも怒羅厳さんを!死ねぇぇえ!」


「いやぁ今のは僕が全面的に悪いけどさぁ...寄って集って弱いイジメしてる様な奴なら殺していいよね?」


 まるで忍び込むように近ずいてくる(・・・)男達を正面から叩く!


 -阿修羅|(Lv37)に8,963ダメージを与え,撃破しました。経験値を1獲得。-


「こっ,こいつ速すぎる!逃げるぞ!」


「逃がさないからな?」


 ヴァンと同じ様に笑って言う...


「悪魔だ...!」


「うわああああ!」


 -救世魔王|(Lv39)に9,034ダメージを与え,撃破しました。獄炎|(Lv38)に8,938ダメージを与え,撃破しました。経験値合計2獲得。-


「よっわいなぁ,狼以下でしょ。」


 ヴァンが言っていた以上に【旅人】は弱い。おそらく今の僕でも魔王は倒せないだろう...


「あっ!あの!」


「ん?」


「助けて下さりありがとうございました!でも大丈夫ですか?さっきのどらごんって言う奴の後ろにはすっごい強いプレイヤーが...」


「大丈夫だよ。」


 プレイヤーって言葉が出た瞬間気が抜けた。油断はしないが...うーん...


「確かにお姉さんは凄く強いですけど,そいつはLv80を越えてるんです!」


「いい経験値になりそうだね。」


 成り行きで助けたとは言え恩人に対してこいつはダメだって顔で見るもんじゃないぞ少年。


「ところで何で絡まれてたんだ?」


「あ...実は新しく発見されたダンジョンで僕がヘマしちゃって,いつも足手まといだから...」


「なら置いていけばいいのに。」


「は?」


「だってそうだろう,いつもヘマする足手まといをわざわざ連れて行って失敗したんなら連れて行った方も悪い。」


 そんな奴にはもっと合っている仕事がある筈だから他のことをやらせて活躍させればいい。


 (相変わらず鬼畜だな。)


「そこまで言わなくても!」


「でも自覚しているじゃないか,自分が足手まといだって。逆にお前は何が出来るんだ?」


「僕はビーストテイマー!動物と友達になって戦ってもらうんだ!」


「本体が弱い支援職だな。」


 あのどらごんって奴も少年がテイムしたモンスター目当てでパーティに入れているが本体が弱すぎて思ったより上手くいっていないってとこか。


「僕だって本気出せばお前より強いんだからな!」


 これは...自暴自棄ではなく本気で僕に勝てると思っているのか!


「そうか...なら僕を倒してどらごんに突き出せば証明出来るぞ?」


「言われなくてもやってやる!」


 (ああ,ああ,どうすんだ...)


 喧嘩両成敗だ!


「召喚!シャドウウルフ!」


『グガアアアア!』


 また狼か...


「これだけじゃないぞ!《我が友よ,我が身に宿りて猛威を振るえ。【シンクロ】》!」


「...!」

 

 少年が影に飲まれて姿を変える...それは昔話に出てくる狼男の様だ。


『どうだ!驚いたか!今の僕のSTRは1,562だ!プレイヤー最高火力を見せてやる!』


 こいつがプレイヤー最高火力...?ゴハンさんが言ってたやつとは違うようだがこいつを基準にするか...


『大人しく死ねぇ!』


 これは!国軍の匍匐前進並のスピードだ!


『くそ!何故当たらない!AGIも1,300あるんだぞ!』


「普通に僕とお前でAGIに差があるだけだろ。」


 実際はそれだけではない,こいつの動きはただステータスに頼って力任せに動いているに過ぎない。ただでさえ攻撃が遅いのに単純過ぎて欠伸さえ出てくる。


『くそっ!お前チーターだろ!今すぐ運営に通報してやる!』


「勝てない相手がいたら全部チート判定なのかい少年?」


『そんな事言っていられるのも今のうちだ!もう運営に通報したからな,お前はBANされて終わりだよ犯罪者!』


 へぇ...


「で,いつBANされるんだい?」


『おかしい!このゲームのチーターの寿命は0.1秒切っているんだぞ?!消えろ!早く消えろ!』


 (【砂飛ばし】)


 -スキルリンク!元素魔法【砂飛ばし】を発動。シャドウワーウルフ(Lv48)に84ダメージを与えました。-


『ぐああ,目がああああ!』


「少年,これが自称プレイヤー最高火力だ。喰らええええ!」


 -会心!シャドウワーウルフ(Lv48)に14,853ダメージを与え,撃破しました。経験値1獲得。-


 (ただの蹴りじゃねえか!)


「やっぱり経験値しょぼいな...」


 自身よりLvが下の獲物を狩ってもある程度経験値が貰える事が多いのだが,プレイヤーはしょぼ過ぎる。


「ふわああ...」


 眠いな...今何時だ。


 (今は8:00ですよ,朝の。)


 8時?!一旦ログアウトして朝食をとろう...

主人公の的になるどらごんくんまた会えるかな...

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