八 新たな使徒
ふむ
事情はまぁ、把握した
しかしだ、問題は別にある
この猫、かわいすぎる
どうしよう、無理
正直、喋る猫が可愛すぎてまともに話聞いてなかった
まっそこは、頼れるアインスに任せようw
さてさて、この猫をどうやって引き留めるかが問題だよな
何か方法は...
...........................................うん、考えるのが面倒になってきた
もういっそ使徒にするか?
そしたらずっといるだろう
「あぁ~猫種の自称神?一つ提案なんだが、使徒になる気はないか」
「...うにゃ⁉」
「その、お前は他の自称神から恨まれているのだろう?使徒になり此処にいれば安全だと思うのだが」
「なんでにゃ?姫神様にメッリトを感じないにゃ」
「っ、お前の支配領域は侵略戦争によって広いだろ、それが欲しい」
「姫神様の領域は最初から相当な広さにゃ、要らないと思うのにゃ」
「お前の【時】の力にも興味があるしな」
「・・・にゃあ」
「お前は使徒になるのが嫌か?」
「いや、寧ろ有難い申し出なのにゃあ」
「ならいいな」
よし!言質とった、あとは何か言い出す前に外堀を埋めればいいな
そうだな、第一世代の奴らに申告してくるか
自称神は実力主義
文句はないはずだ
善は急げだな
アインスに目配せすると転移を発動する
さぁ、行こうか
自称神の定例会議とやらに乗り込みに...