七 猫種の自称神
はい、大変読みずらいですね
語尾がにゃ、ていうキャラ書きたかったんです!!
どうか最後までお付き合いください。
僕は産まれたその瞬間から誰かにその体の主導権を奪われていたにゃ
肉体の主導権を奪われていた時の記憶は断片的にしかないのにゃ
覚えている記憶も僕が滅ぼした神々の終わりの瞬間ばかりにゃ
僕の過去の思い出は神々からの呪いの言葉だけにゃ
産まれたばかりの僕に支配から抗う力はなかったことはわかるのにゃ
でも、僕は思うのにゃ
僕が初めから強く産まれていたら、神々に犠牲は出なかったんじゃにゃいかって
支配してきたやつに罪があると思っていても、やっぱり僕の罪の意識が消えることはないのにゃ
でも、今は自由にゃ
だから少しずつでいいから罪を償いたいにゃ
それが自由になった僕の最初の目標にゃ
いつか罪の意識から解放されたらいいにゃ...
そして姫神様、ありがとうございます、なのにゃ
僕に自由をくれて
これはきっと恩ある姫神様には決っしていうことのないことにゃ
僕はほんとは支配が解けた直後、姫神様とやらを使って支配者に復讐しようと思っていたにゃ
だから、泣く演技をしてまで弱者を演じたにゃ
絶対的強者の特性は大きく二つに分かれるにゃ
≪何処までも傲慢で強欲、信じる者は己の力のみ、理不尽の象徴≫
≪全ての者に平等な偽善者、それは慈愛ではない、全ての者が無価値であることの証明≫
両者共に泣くような弱者を殺そうとはしないという確信があったからにゃ
でも、姫神様はそのどちらにも当てはまらなかったにゃ
僕の演技を見抜いた後の言動も僕が予想していたものじゃなかったにゃ
姫神様は僕らとは根本的な何かが違うのにゃ
もし姫神様が許してくれるにゃら、そばで観察してみたいにゃ
...そう思ったけど、姫神様のあの提案はちっとも考えていなかったのにゃ
やっぱり僕らとは色々違うにゃ
これは、小さな黒猫が始めて誰かの傍に居たいと思った最初の日...
黒猫が少女の横で今日この日を穏やかな顔で思い出すのはいつの日か...
それは案外近いのかもしれない...
ありがとうございました。