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「ジローは優しいんだよ! ちょっと素直じゃないところはあるけど、そこが、かわいい!!」
モッキュがジローに抱きついた。
「俺は別に優しくない!!」
ジローが真っ赤な顔で言った。
「そっか…じゃあ、今回はあたしが借りておくよ。ありがとう、ジロー、モッキュ」
チャツネがニコッと笑った。
ジローの頬に軽くキスする。
「ええーー!!」
モッキュの両眼が三角になって、背後に怒りのオーラが燃え上がった。
「モッキュもね」と言って、チャツネがモッキュの頬にもキスをした。
「うん」
モッキュの顔が笑顔に戻った。
「じゃあ、あたしたちは逃げるね」
「手錠は大丈夫か?」
ジローが言った。
「アジトに行けば外せるよ。さあ、じいちゃん、行くよ!!」
「ガツビィおじいさん、チャツネさん、さようなら。元気でね。また会えるよね」
モッキュが手を振る。
「モッキュには会いたいけど、ジローには2度と会いたくない」
チャツネが舌を出す。




