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チャツネが大声を出す。
前に出ようとして、アーチェラに止められた。
「ほらな。こういうときは、相手の1番弱いところを責めるんだ」
男が笑う。
ランスが床にツバを吐いた。
「それにしても…」
男がガツビィの顔を、まじまじと見た。
ガツビィはボーッとした表情だったが、急に鼻の穴をほじりだした。
「これがあの『宇宙一の殺し屋』、『早撃ちガツビィ』とはな…」
男が言った。
「何だと!?」とランス。
「そうさ、あのガツビィだぞ! 宇宙を股にかける最強の男、ガツビィ・ブロウウィン!! ガキの頃は憧れてマネしたもんだ」
男が一瞬、子供のような顔になった。
「くだらねえ! てめえはガツビィに殺される悪党そのものじゃねえか!!」
ランスが言った。
「まったくだ。まさか俺が、ガツビィ・ブロウウィンを殺すかもしれねえ役回りになるとはな。昔の俺には聞かせられねえ話だぜ」
男が肩をすくめた。
胸元から実弾タイプのセミオートマチック銃を取り出す。




