表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/68

46

「その女が居なけりゃ、鍵はグスターヴ軍に拾われて、二度と手に入らなかったかもな」


『バイパー』の男が、さらに皮肉る。


「礼として、お前の愛人にでもしてやったらどうだ?」


 男の言葉にランスは「うるせー!!」と怒鳴り返した。


「女! 鍵はどこだ!?」


 ランスがチャツネに迫った。


 タバコ臭い息が、チャツネの顔にかかる。


「すぐに言え! さもないとお前を殺す!」


 ランスが銃を抜いて、チャツネのこめかみに当てた。


「おいおい! その女が死んだら、鍵のありかが分からなくなるぞ!」


 男が慌てる。


「くそ!!」


 ランスがチャツネから、銃口を外した。


「お前は滅茶苦茶すぎる。こういうのには、やりかたがあるだろう」


『バイパー』の男がランスと入れ代わり、チャツネのそばへと来た。


「この女を締めあげても時間がかかる」


 男がチャツネへと手を伸ばし…と思いきや、隣のガツビィの腕を掴んだ。


 自分のほうへと引き寄せる。


「じいちゃん!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ