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 アーチェラの両眼がチャツネを見つめる。


 よく見れば、その両眼は改造された脳と繋がる人工眼球で、虫のような複眼になっていた。


「さあ、それじゃあ、ブロウウィン家のお2人を我々のパーティーに招待しましょうか」


 アーチェラが再び大げさな、お辞儀をして見せた。


クレルラモンの大都市クレルラモアの一角、工場地区。


 かなりの広さを持つ工場の中に、チャツネとガツビィは連れてこられた。


 この工場は『バイパー』に惑星破壊を依頼した大企業の所有するもので、名義上は電化製品を製造しているが、実際は『バイパー』の武器兼アジトだった。


 ここに来る途中、アーチェラと合流した『バイパー』の6人の男たちが、チャツネを後ろ手に、ガツビィはボケた老人、与し易しと見て、前に手を出した状態で手錠をかけた。


 工場内に入ったエアカーから降ろされたチャツネとガツビィは、アーチェラと2人の男、そしてもう1台のエアカーから降りてきた4人の男に伴われ、あらゆるタイプの武器が隠された様々な大きさのコンテナが並ぶ工場内を進んだ。


 その道中で、何人もの完全武装した男女たちとすれ違った。


(『死神団』と『バイパー』か? めちゃくちゃ、ものものしいな。奴ら、戦争でも始めるつもりか?)


 チャツネは必死に辺りの様子を探った。


 アーチェラのセンサーの範囲外に、2個のサポートポッドを連れてきているが、今は呼び寄せられない。


 もし、ポッドを侵入させれば、たちどころにアーチェラに感知されるだろう。


(何とかして逃げないと…)


 チャツネは焦った。


 チャツネの横では、相変わらずボーッとしているガツビィが、大きなあくびをしている。


(じ…じいちゃん!!)

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