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 チャツネがレーザーガンの銃口をアーチェラの、かなり上、天井近くに向けた。


「おや? 何のマネですか?」


 アーチェラが微笑む。


 チャツネはそのまま、レーザーガンを発射した。


 レーザーは大きくアーチェラを外し、その後方へと進む。


 必要がないため、アーチェラは迎撃しない。


 レーザーは直進し、地下室の壁に当たると思われた。


 そのとき。


 突然、レーザーが空中の何かにぶつかり、反射した。


 行き先が変わり、アーチェラの背後へと襲いかかる。


 チャツネが透明状態で連れてきたサポートポッドが、反射鏡でレーザーの着弾点を変えたのだ。


 これがチャツネの「曲射」。


 アイスとマーシュを倒したのは、この技だった。


 レーザーが、アーチェラの背後に迫った。


 瞬間。


 アーチェラのムチがしなり、レーザーを正確に捕らえた。


「なっ!?」


 チャツネが驚く。


 アーチェラが続けてムチを振り、チャツネのサポートポッドを叩き落とす。


 床に落ちたポッドはステルス機能が解除され、姿が露になった。


 火花をあげた後、動かなくなる。


「言ったでしょう、私の頭にはセンサーが入ってると。あなたが見えないようにしているつもりでも、私には丸見え。場所が分かっていれば何も怖くない」


 アーチェラがムチを振った。


 今度はチャツネのレーザーガンが、弾き飛ばされた。

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