表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/68

21

 留置場内に入ってきた3人の男たちが、チャツネに気づいた。


「居たぞ、あの女だ!!」


(あれ? 奴らの狙いは、あたしなの?)


 チャツネはすぐさま、ポッドから煙幕を噴射させた。


 倉庫でも使ったため、補充するまでは、もう使えない。


「な、何だ!?」


 突然の不可視状態に、男たちは混乱した。


 赤外線センサーを作動させたチャツネが、次々と男たちを撃ち倒す。


 ガツビィの手を引いたチャツネは、警察署の入口フロアに出ようとしたが、思い出したように、倒れた男たちのそばで足を止めた。


「そうだ、これを持って行かないと」


 男たちの使っていたレーザーガンの一挺を拾う。


「これが、あたしの切り札だもんね」


 チャツネはニヤリと笑った。




 賞金譲渡の手続き中だったジローとモッキュは、エアトラックが突っ込んだ音に怯むことなく、即時に反応して、入口フロアへと走った。


 フロアでは、トラックから降りた男たちの攻撃が、すでに開始されていた。


 奇襲された警官たちは、ほとんど反撃することなく、撃ち倒されている。


 2階フロアの、1階を見下ろせるテラスの壁に、しゃがんで張りついたジローは、大口径ハンドガンをホルスターから抜いた。


 眼下の襲撃者の一団に向けて、猛烈な勢いで銃撃を浴びせる。


 すさまじい射撃精度と射撃スピード。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ