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 チャツネは起き上がったことでバスタオルが緩んだ、そこそこの容量の胸元を締め直した。


 ガツビィをにらむ。


「チャツネ!! めしは」


「じいちゃん!!」


 3度目のガツビィの要求を、チャツネは遮った。


「ご飯はさっき、食べたでしょ! 昨日の『肉じゃが』の残り!」


「肉じゃが」とは、ブロウウィン家に代々伝えられた、とても古い料理の名称だ。


「ああ? 何だって?」


 ガツビィが怪訝な顔をして、耳をチャツネに向ける。


「だ・か・ら!! ご飯はさっき、食べたでしょ!?」


 ガツビィは頷き、チャツネに微笑みかけた。


「そいつは良かったな、チャツネ」


「じ、じいちゃん…」


 チャツネが呆れる。


「最近、ますますひどくなってない?」


「ばあさんはどこだ?」


「ばあちゃんは天国だよ。父さんと母さんもいっしょに居る」


「チャツネ!! めしはまだか!?」


「じいちゃん!!」


 チャツネは諦めて、テーブルの上のタブレットを手に取った。

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