表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/68

11

 ポッドたちのカメラがとらえた情報は、全てチャツネのゴーグルに集約される。


 しばらくして、ひとつのポッドが怪しい男たちを発見した。


 2mほどの高さの小型コンテナを10人の男が運んでいる。


 ポッドのカメラをズームして、1人1人の顔をデータベースと照合する。


「ビンゴッ!」


 チャツネが歓声をあげ、慌てて自分の口を塞いだ。


「じいちゃん、ランスが居たよ」


 隣のガツビィに声をかけた。


「何じゃ、めしか?」


 ガツビィが答える。


「もう…」


 チャツネが、ため息をついた。


「ランスを仕留められる位置まで行くよ」


 チャツネはガツビィの手を取ると、移動を開始した。


 ランスと9人の男たちの前に、こちらも10人の男たちが現れた。


 ランスと新手の男たちの1人が、両手を広げて抱き合う。


「『バイパー』の奴らかな? ホントに、こんなところで『惑星爆弾』の取引するんだ。超大胆じゃん」


 チャツネが呟く。


 ブロウウィン家の2人は、取引する男たちから、10m離れた物陰に陣取った。


 ランスと『バイパー』の男は、何やら談笑している。


「始めよっか、じいちゃん」


 チャツネの作戦はこうだ。


 さすがに20人の敵に突撃をかけるのは無謀すぎる。


 あっという間にブロウウィン家は、この世から居なくなる。


 まずはサポートポッドから煙幕を噴射する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ