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嫌われ鬼娘と彼女に恋した─僕と己─  作者: ラーテル弓倉
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鬼娘5 キラの話

○ ○ ○


尋常小学校に通いだす前は今の屋敷じゃなくて、

近くで人間のお母さんと一緒に別の所に住んでたの。

そこにお父さんが訪ねる様にしていてみたい。


お父さんは敷地の中に入って来た生き物(ヒト達)を全てエサとして処理していてからお父さん自身石を投げられたり、殴られたりしてたみたい。小火(ぼや)ですんだけど屋敷にに火をつけられたことがあったっから私たちに危害が及ばない様にするためにお母さんに会うときは周りの人には自分らの関係が分からないように注意していたんだ。

けど、何らかの理由でバレて私とお母さんとで外出している時に鎌を持った人に追いかけられたの。


私を狙っていたのかお母さんを狙っていたのかは判らないけどお母さんにとても強い力で引っ張られて引きずられるようにして走ったのは覚えている。

その時のお母さんの判断は屋敷に逃げ込むで、屋敷の中へ入ろうとしたの。



敷地内に入ったものはエサとみなす…の言葉はお父さんにとってお母さんも例外じゃなかったからお母さんが門扉を開けて片足を敷地内に入れた瞬間、母は死んだ。


その時のお父さんはただ右手を母の頭の上から振り落としただけ。お母さゆの頭は地面に叩きつけられてぐちゃぐちゃになって誰が見ても生きていられないのが明らかな状態だった。


その時に、私は初めて敷地の中に入ったの。


鬼のお父さんと死んだお母さん…


私がその時お父さんに殺されずに済んだのは私もお父さんと同じ鬼だから。


『同族以外はみんな餌』これからも私と関わろうとするのなら絶対に守って欲しい。

私が殺さなくても、お父さんに殺されるだけだよ。

○ ○ ○



キラは自身の身に起きた事を話してくれた。

お父さんはお母さんに愛情があったのだろうか?

お母さんを殺したお父さんのことをどう思っているのだろうか?

「…話しにくいことを話させてごめん。」

キラの話しにこれしか返せなかった。


「私は君を餌と、いうカタチで失いたくない。だから話した。」



『あとは大切な相手だったら他の人ではしない様なことで心配したりするんじゃない?』

最後の彼女の言葉にネコの追加の言葉を思い出した。少しはキラに思われていると思うと不謹慎なんだろうけど嬉しい気持ちになった。


このままキラとたくさんの時間を過ごしたいと思った。

ずっと。


ずっと。


ずっと…

「僕は君とー」

「やっほー!久しぶりね!!元気してたー?」

僕の話を(さえぎ)るように後ろから大音量でネコが声をかけた。


「もぉっ!」

思わず声をかけた声をあげて怒ってしまったら「!!?」と言いたげな表情でネコは体をのけぞらせているとキラがこっちを向いて笑っていた。

「本当に君はわかりやすい。」

それは僕が初めて見た彼女の表情だった。


「うそ、キラが笑うの初めて見たし!」

この表情に関してはネコも同じ感想であった。

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