少女の日常
独り語り。
――私は今日も、生きるために魔獣を狩る。
何で魔獣を狩るのか?
食べるために決まっている。ご飯を食べなきゃ生きていけないもん。
そして、二頭ほど猪の魔獣を狩り、その猪を引きずって家に持って帰る。
猪以外にも魔獣はいるけど、一番遭遇率が高いのは猪。
今日はハズレかな。猪ってそんなに美味しく無い。というか、不味い。
私は、五年前から一人でこの森に住んでいる。
この森に引きこもってると言った方が正しいかな?
幸いなことに、時々話せる相手もいるからそんなに寂しくはない。
最近は何か面白いことが無いか探すのが日課となっている。
今日は、帰り道に猪の子どもを見かけた。可愛い。
もっと、大きくなってね。
え? 魔獣になったら食べるよ? じゃないと私、死んじゃうから。
流石にあんなに可愛いものを食べるのは気が引けるし、魔獣じゃないと意味がなかったりする。まあ、この話はいいよね。
そうこうしているうちに、家に着いた。この家は私の師匠の家。
師匠は私の命を救ってくれた恩人であり、戦い方を教えてくれた先生でもあり、母親のような存在でもある。
私はこの家でお留守番。師匠は元気かなぁ……。
分からないことを考えても仕方がない、喉も渇いた。
確認すると、前に貯めていた水もあと少ししか無かった。
少し面倒臭いけど、川に水、汲みに行こう――。
この家、どちらかというと小屋です。