表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生徒会長のオトモ  作者: 和夏
本編
9/27

第7話

うっさいな。俺の携帯、目覚ましかけたかな? 

もう朝か。今は、何時だろう? そういえば、今日何かあった気がする。何だったかな?それよりも早く、電話とらないと。あれ、宮星先輩からだ。何だろう?

「もしもし、宮星先輩どうしたんですか?」

「あれ~君は今日が何の日か覚えてないのかな~」

明らかに、宮星先輩怒ってるぞ。何でだろう? 何か濱口先輩が行っていたような……

あ! 思い出した。そういえば今日、濱口先輩の大会だった。忘れていた。

「覚えてるに決まってるじゃないですか」

バレたら殺される。

「ならいいが、もうそろそろ試合始まるぞ」

嘘だろ! うわ、もう8時30分だヤバい遅れる。急げ急げ。

急いで電車に乗ったおかげでギリギリ間に合った。宮星先輩どこに座ってるんだろう?

「星野君、こっちだよ」

あ、森本先輩だ。席はあそこか。

「遅い。もう試合が始まってしまうぞ」

「すいません。寝坊しました」

「君は、いったい何をしてるんだ」

「いやそれはその……」

(今から、選手の入場です)

ふう、アナウンス助かった。

「ほら。宮星さんと星野君始まるよ」

にしても、みんな背高いな。相手校は極天高校か。確か強豪校だったな。相手校も身長負けていないな。


前半は、六分儀高校が有利のまま終わった。

にしても、森本先輩ずっと濱口先輩の事みてるな。どうしたんだろう?

「君は、どこをみてるんだ? もうすぐ、後半戦が始まるぞ」

本当だ。

後半戦が始まった。

どんどん、極天高校が追いついてる。このままじゃ濱口先輩が負ける。そんなことを、考えていたそんなとき。

「危ない!」

うわ、森本先輩急に大きな声だしてどうしたんだろう?と思って森本先輩が見ている先を見ると、濱口先輩が足を押さえている。どうやら、転けて足を極天高校選手に踏まれたらしい。

「ちょっと、私行ってくる」

えっどこに? そう思って聞こうとする前に、森本先輩は、走って行ってしまった。

        

「ほら、たてるか?濱口」

何とかいけそうだ。

「行けそうだ。ありがとう。石川」

「とりあえず、処置質室に行くぞ」

「わかった」

俺は、石川に肩を借りて処置室までいった。

「俺は、戻るからな。また迎えにくる」

「ありがとう。石川」

俺が、1人で処置室にいると。

「大丈夫? 濱口君」

「大丈夫だよ。真里ちゃん。ここ、本当は選手しか入れないよ」

「心配だったから」

何で、こういう事を言うかな~真里ちゃんは。

「何で、僕なんかを心配するの?」

「それは、幼なじみだから。濱口君は、何でいつも、僕なんかとか言うの?」

それは……

「俺の話なんだから、お前には関係ないだろ!」

「この話をしたら、いつもそう言うよね! 少しは、私に話してくれてもいいんじゃないかな」

「お前に話す事はないからそういってるんだ」

「濱口君は、昔と変わったよね。中学校の頃はちゃんと、心を開いてたのに何で? どうしたの?みんなを、信用しなくなたの? なにがあったの?」

「お前には、どれもこれも関係ないだろ! お前は一体俺になにがしたいんだよ!」

「何で変わったのかを知りたいの! ずっと苦しそうだから」

「お前は、いったい俺の何なんだよ!」

「私は、君の幼なじみだよ。昔からずっと見てたよ。私、私……」

その時、ドアがあいた。

「おーい、濱口~試合終わったから迎えにきたぞ。あれ、森本さんじゃないの何してるの?」

「ほら、石川行くよ」

良かった。俺には、その続きをいわれる資格なんて、資格なんて……

「大丈夫だったのか? 森本さんと話してたんじゃ」

「いや、大した話じゃないから」


もうすぐ、試合が終わろうとしているとき。森本先輩が泣きながら帰ってきた。いったい何があったんだろう?

「森本先輩、いったいなにがっ」

急に、宮星先輩に首もとを引っ張られた。

「何ですか? 宮星先輩?」

「君は、少しのデリカシーも持ち合わせていないのか? 今は、そっとしておいてあげるべきだろう」

そのとうりだな。

「わかりました」

確かに、デリカシーにかけてたな。少し反省しよう。その時、試合終了のブザーが鳴った。結果は、83-74で六分儀高校の勝ちだ。ということは、近畿大会優勝だ! 次は、全国大会かな?

「さて、大会も終わったことだし。私たちも帰るか」

「濱口先輩を待たなくていいんですか?」

「濱口先輩は、試合のミーティングがあるから。大丈夫だ。森本先輩落ち着きましたか?」

「うん、大丈夫ありがとう。宮星さん」

僕は、この後家に戻った。駅で宮星先輩が僕に

「そういえば、明日期末テスト返ってくるな。また見せに来いよ」

嫌とも言えず了承してしまった。


翌日の生徒会室

今回のテストは調子に乗っていた。72位まで下がっていた。どうしよう。

「早く、テストを見せろ」

終わった。

「はい。これです」

宮星先輩、怒ってるな。

「じゃあ、濱口先輩と森本先輩を呼んでくるから、少し待っていてくれ」

また、2時間も勉強するのか。うだうだと考え事をしているとすぐに帰ってきた。

「オトモ君、成績下がったんだって?」

「はい、すいません」

「じゃあ、星野君やろうか」

「わかりました。森本先輩」

結局、2時間30分も勉強させられた。でも、明後日から夏休みだ。つらいのは今だけだ。

にしても、濱口先輩と森本先輩の間に気まずい空気が流れているな。いったいどうしたんだろう?

「オトモ君、夏休みにみんなで遊びに行く話だけど」

そういえばそんなこと言っていたな。

「再来週の金土日曜日に2泊3日で行く予定だけど大丈夫?」

確か、何も無かったよな。

「大丈夫です」

「昨日みたいに寝坊したらだめだよ~」

「大丈夫です! 誰から聞いたんですか?」

「宮星からだよ。ずっと心配してたからな」

「違う! 君を心配してたんじゃなくて、遅れて来るのが失礼だと思ったからだ」

「宮星、意味が分からないよ」

「じゃあ、そういう事だから」

「わかりました」

この後みんなで家に帰った。

にしても、本当に濱口先輩と森本先輩どうしたんだろう?



次は夏旅行編です

濱口先輩の話は次書きたいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ