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生徒会長のオトモ  作者: 和夏
本編
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13/27

第11話


ここか、宮星先輩の家は。普通の一軒家じゃないか。意外だな。

なぜ、僕が宮星先輩の家に来ているかと言うと、1週間前にあんなことがあったからだ。


「そろそろ、問題終わったか?」

僕は今、生徒会室で勉強をやらされている。

「終わりませんよ。何でこんなに多いんですか!!」

「それは、君のせいだろう。夏課題テストで3桁いったあげく夏休みの宿題終わらして無かったんだから」

いや、それはそうだけど。それにしても、夏休みの社会をもう1回やるとか終わるわけがない。

「ほら、無駄口たたいてる暇があったら早くやれ。後2ページだろ」

言われなくともやってる!後少しだ。

「終わったら、ご褒美をあげよう」

なんだろうご褒美って?食べ物だったら良いな。

「終りました!!」

「頑張ったな。じゃあ、ご褒美だ。クッキーだぞ」

やった。大好物だ。

「ありが……」

ん、なんだろう真っ黒な四角いものを渡されたけど。「ほらクッキーだ。食べていいぞ」

「いや……これは……」

さすがに、これは食べたくない。

「ほう、食べれないと」

うわ、機嫌が悪くなってる。

「はい、喜んでもらいます」とりあえず、食べてみよう。逆に美味しいかもしれなしな。

ガリッ!!

ん!? なんだこれ卵の殻が入ってるぞ。とても硬い!!「あの先輩、これ……」

「実は、前貰ったクッキーの切り抜きで作ってみたのだが。うまくいかなくてな」

いやいや、うまくいかなかったというレベルじゃない。もはや、逆に才能を感じるぞ。

「何で、作ろうとしたんですか?」

「もうすぐ、3年生が引退するから3年生に渡そうと思ってクッキーを作ったんだ」

これを、渡したら3年生に本気でキレられるぞ。

「これは、さすがに……」

「知っている。だから、手伝ってくれないか?」

「僕が、宮星先輩をですか?」

正直、めんどくさい。

「ああ、それ以外なにがある?文句でもあるのか?」

「いや、無いですけど」

「じゃあ、来週の日曜日に私の家まで来てくれ」

僕、宮星先輩の家知らないんですけど。

「どうやって行けばいいんですか?」

「住所を教えてやるからネットを使えばいいだろう。そんな事もわからないのか?」

何で、こんなに言われなくちゃならないんだ?

「わかりました」


こんなことがあり、僕は宮星先輩の家まで来たんだ。

とりあえず、着いたって連絡しよう。

「やっと、来たか」

「おはようございます」

「おはよう、とりあえず中に入ってくれ

「お邪魔します」

中も普通の家だな。

「さて、材料は揃っているから悪いが早速作り始めるか」

「そうですね」

まずは、ボウルにバターと小麦粉と卵を入れるんだったな。

「宮星先輩、ボウルにバターを入れてください。僕が卵を割るので」

「わかった」

さて、卵を割ろうとしたときに何かをひっくり返した音がした。

「大丈夫ですか!? 宮星先輩」

「すまない。小麦粉をひっくり返してしまっただけだ」

それならよかった。大丈夫そうだ。

「小麦粉の予備ありますか?」

「今ので最後なんだ。今から買いに行くからその間準備をしといてくれ」

「わかりました」

「では、行ってくる」


さて、宮星先輩行ったから準備でもするか。準備して少したったとき

「鈴~いる?」

誰だ!?

「あれ? 君は誰だい?」

まさか……

「宮星先輩のお兄さんですか?」

「何で、ここに男がいるんだ! 鈴は誰にも渡さないぞ」

えっと……

どう対応しよう。

「いや、別に宮星先輩を取ろうとしているわけじゃないですけど」

「嘘を言っても騙されないぞ。僕の女神は誰にも渡さないんだからな」

ダメだ。この人全く人の話を聞いてない。

「ただいま……」

宮星先輩帰ってきてくれた~助かった。

「お前がここにいる理由を説明してもらおうか」

「お帰り鈴、今日も相変わらずかわいいね」

「ごまかすな、今日はおとなしくする約束だろう」

「下から男の声が聞こえたから心配で」

「言い訳はいいから早く戻れ」

「わかったよ」

なんか、すごい人だったな。濱口先輩たちから聞いていた印象と違うような。聞いた話ではもっと普通の人だったらしいけど。

「すまない。迷惑をかけたな」

「大丈夫ですよ。なんか、濱口先輩から聞いた話と性格違うような気がするんですけど」

「あの、話には少し続きがあってな」

何だろう?

「卒業式の時にオトモの三好先輩に告白したらしいのだが。振られてしまってな。自信があったもんだから、まだ、立ち直れていないんだ」

なるほど、そんな事があったからあんな事になってしまったのか。

「さて、気を取り直して続きを始めるぞ」

「わかりました。ここに買ってきた小麦粉をふるってください」

「ふるうってなんだ?」

「ザルなどに小麦粉を入れて振るんですよ」

「なるほど」

「その後混ぜて冷まします」

「わかった」

「冷めるまで少し待ちましょうか」

クッキーの元を冷蔵庫にいれた。

「何を、してればいいんだ?」

「袋を作っときましょうか」

「だな」

僕らは、2人で袋作りに集中した。

「おい、アラームがなっているぞ」

本当だ。

「これを、型抜きをして焼いたら完成です」

「ここにあるぞ、アンク君から貰った型抜きが」

「これを使いましょうか」

型抜きも終わったし焼くか。また、焼き終わるまで袋作りしようかな。

「少し、私とはなさないか?」

「いいですよ」

焼き終わるまでの間ずっと学校の話をしていた。途中で宮星先輩寝てしまったんだけど。

「宮星先輩、焼き終わりましたよ」

「あれ、寝ていたのか? 何分ぐらい?」

「20分ぐらいですよ」

この焼いたクッキーを袋に包んで完成だ!

「今日は、手伝ってくれてありがとう」

「いいですよ別に」

「お礼と言っては何だが1袋あげる」

「ありがとうございます」

「もうそろそろ文化祭だから、また話をするために集まってくれ」

「わかりました。さようなら」

「ああ、またな」


2人で作ったクッキーはとてもおいしかった




どうも和夏です。

こんなレシピではクッキーはできません。気をつけてください。次は、文化祭の話になる予定です。

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