第93話 【ステータスの呪い】※変更済み
「…まあ、説教もこの位にしてそろそろこれからの事を話しましょうか」
「はい…」
俺は、イアラ様に自分が何をしでかしたのか教えられいかに自分が軽率な事をしてしまったのか反省をした。
「まず、1つは今後レイ君の周りには邪信教が攻めてくる確率が高いと思うから十分気を付けないといけないわ。破壊を持っているのはアルだけだと思うから攻めて来る邪信教は勝てる相手なら相手して勝てないような相手なら逃げる事を優先する事」
「はい、でも王都に攻めて来られたらどうしたらいいのでしょうか?」
「…そうね、王都に被害が及ぶと色々とあの世界では大変なことになる事だろうし…」
王都には、各国から商売をしに来ている商人や学園に通っている学生が居る。そんな所に邪信教が攻めて来て逃げたら邪信教は王都を壊滅させてしまうかもしれない。その事をイアラ様が考えていると、突然部屋に誰かが入って来た。
「あれ?レイ君何でここに居るの?」
「あっ、セーラ様、リュアン様お久しぶりです」
部屋に入って来たのは、セーラ様とリュアン様だった。
「どうしたの、何か雰囲気悪い感じだけど…」
「ええ、ちょっと困った状況になったのよ…」
イアラ様は、リュアン様とセーラ様に俺が邪信教と戦った事を話した。
「それで、こんな思い感じになってるの…と言う事はあの事はレイ君に話したの?」
「あの事?」
「ちょ、セーラあれはレイ君が成人するまで秘密だって言ったでしょ!」
あの事ってなんだ?イアラ様のあんな取り乱す姿何て初めて見た。そして、あの事と言ったセーラ様は「あっ」と言ってイアラ様に「ごめん、口が滑ったわ」と言った。
「あの~、イアラ様あの事って何ですか?」
「…」
「イアラ、もういいじゃない別に隠すような事でもないし使徒であるレイ君に隠し事なんて使徒契約している神として恥ずかしいわよ」
「だってッ!あの事を言ったら、レイ君が…」
「イアラ、使徒であるレイ君を信じれないのなら貴方は神として最低よ」
リュアン様にそう言われたイアラ様は、机に顔を隠すように伏せた。それから、十数秒後バッと顔を上げたイアラ様は「レイ君に大事な話があります」と言った。
「は、はい何ですか」
「レイ君、貴方の今現在のステータスは偽物です!」
「…えっ?」
俺は行き成り、そんな事を言われ意味が分からなかった。自分のステータスが偽物だなんて、って事は俺が今300レベルあるのも嘘なのか?!(ステータスに頼るのはいけないと思いあまり見ないようにして来たので最後に見たのがステータスを更新する為に自分のステータスを紙に写した時)
「イアラちゃんと、説明しなさいレイ君が戸惑ってるわよ」
「あっ、ごめんなさいレイ君貴方の今のステータス偽物だけでそれ以上下だってことは無いわ。貴方の本来のステータス今のよりもっと凄い事になってるの」
「それって、どういう意味なんですか?」
「…貴方が転生する時、本来はそのままの力・スキル補正を送るつもりだったのでも貴方の場合ポイントが高くそのままで行くと赤ん坊に移せなかったの、だから私は2つの呪いを付けたの」
「呪い?」
「その呪いは、1つ目はレイ君の能力向上の類を全て半減させるものこれは元が高い能力で行く状態で子供の時から力を使いすぎると後々変な者達に目を付けられると思って付けた呪いだけど結局レイ君の場合幼少期を邪竜の中と山で生活していたから心配なかったけどね。2つ目は、スキル効果の減少これで何とかレイ君を転生させることが出来たの、転生した後に獲得したスキルは呪いには反映されなかったから信仰心は本当の物よ」
そんな凄い呪い掛けられてたのか…ってちょっと待って、今ステータスの半減とか言ってたけどもしかして俺って今の倍近くのステータスだったの?!それは、それで良かったかもしれないけど絶対調子に乗ってたな…んでもって、2つ目の呪いはスキル効果減少ってあんまし良く感じなかったな自分では結構使える感じがするからこれ以上上がるのが想像できなかった。
「それじゃ、その呪いを解けば今より強くなれるんですよね?その呪い解呪することは出来ないんですか?」
「…ごめんなさい、その呪いは解呪によって解けるような物じゃないの」
イアラ様は、申し訳ないと言った様子で俺の方を見た。
「レイ君に掛けた呪いはね…魂を分離すると言った。本来やってはならない事をしてレイ君を異世界に転生させたの…」
「魂を分離?…」
魂って切って別れるような物なのか?というか、今ここに俺が居るが本当の俺じゃないのか?
「イアラ、貴女は何で焦ると説明が雑になるのよ。もう、貴方はその椅子に座って大人しくしてなさい。レイ君、まずは落ち着いて今ここに居る貴方は本当のレイ君だから心配しないで」
「は、はい…」
俺は、先程のイアラ様の爆弾発言により戸惑っていたがリュアン様に落ち着けと言われたので少し息を吐き深呼吸をした。
変更しました。色々と前のネタとはだいぶ違ってます。




