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第49話 【討伐後】


 魔物を片付け終わった後、疲れもあるがギルド長により今回邪竜戦に参加した全ての冒険者がギルドへと招集された。

 そこには、一番最初に邪竜を見つけ魔物との戦闘中も赤い装備を身に着けた大男の集団が従魔であろうワイバーンに乗り魔物達を倒していたユニオン【紅のオーク】や、全員が土属性の【アースボム】(それに似た物、爆発系魔法)しか(・・)使わず魔法の詠唱は【芸術は爆発だッ!】と叫ぶユニオン【芸術は爆発だッ!隊】と結構どこかで聞いた事があるような名前をしたユニオンや。普通に、ユニオンに属さないBランク冒険者の人やCランクの人達が居た。(今回の、邪竜戦にはDランクとEランクは街で避難誘導などをしていて戦いには参加していない)


(まあ、本当は俺もあっちに居ないと行けなかったんだろうけど…感情を抑えられなかったから仕方ないよね?)


「あ~、ごほん!お主達のお蔭で街には魔物は一匹たりとも入らず被害は0、けが人は多少は居たが、死者は0だ。魔物の襲撃でこれほどまで被害が少なかったのは、儂がギルド長を務めて初めてじゃ皆、よく頑張った。」


 ギルド長の言葉を聞いた外で戦っていた冒険者たちは、「ワッハッハッハッ!!」と大声で笑う者や、「今夜は盛大に爆発だ~!!」と叫んでいる者達が居た。


「そして、今回一番の戦績を残した者を発表する。…まあ、外で戦っていた者達は見ていたから分かると思うが、邪竜本体を討伐した。レイ・マグラットだ。」


 俺の名前がギルド長より呼ばれると、周りで外でたかっていた冒険者は俺に、「凄かったぞ、坊主」「あの、魔法の威力…ぜひ、爆発系魔法も覚えてくれ。そしたら、俺達のユニオンに入ってくれ」と声を掛けられ、ギルド長から前に、と言われたので俺はギルド長の元へと行った。


「レイ、よく邪竜を討伐してくれた。親子で邪竜討伐を成し遂げるとはの…レイ、今冒険者カードを持っているか?」


「あっはい、持ってます。ギルド長、どうぞ」


 俺は、アイテムバックから自分のギルドカードを出してギルド長に渡した。俺のギルドカードを受け取ったギルド長は、後ろに居た受付嬢に渡した。


「えっと…なにをするんですか?」


「うむ、今回の戦いでレイの実力とランクがあってないと分かったから、レイのランクをBランクに上げるんじゃ、強さを持つ物がEランクに居たら他の奴等が可哀そうだしの」


「えっと…そんな事してもいいんですか?」


「いいんじゃよ。儂、ギルド長だしのそれにこう言うのはよくある事じゃお主の親のリゼとゼンもEからCまで一気に上げたのは儂じゃ、まあ本当は二人共Bにしようと思ったんじゃが他の者達から「上げ過ぎだ」と言われたのでCにしたんじゃ、まあ今回は邪竜を1人で討伐したから他の者達は反対はないだろう?」


 ギルド長がそう言って、周りを見ると「流石に、あの強さでEはないだろ」「というか、リゼさんとゼンさんの息子かよ。そりゃ、強いわ」とか言われ、他の冒険者の人達からは反対の声はなかった。

 しかし、そんな中1人の男は前に出て来た。


「すみません、俺達街の中に居た者達からすると、そんな子供が邪竜を討伐できるなんて信じられないんですが…いや、まあリゼさんとゼンさんの息子だから強いのは分かりますが…」


「ふむ、そうじゃのう…しかし、今はレイも疲れてるようだし証拠を見せるにもな…」


「あっ、一応証拠物になりそうな物ならありますよ」


 俺は、そう言ってアイテムバックの中に入れると時、邪竜の魔石は別に入れたのを思い出し取り出した。邪竜の魔石は鑑定結果で【Sランク魔石】と書かれていた。


「す、凄い…すまない、疑ったりしてしまい」


「いえいえ、流石に子供が邪竜討伐した何て見てない人が信用出来ないの何て分かりますから、余り気にしないんでいいですよ」


 そう言うと、俺を疑ってきた冒険者の人は仲間の元へと帰って行った。その後、ギルドカードが戻ってくるとカードの色が変わり名前の所には【Bランク冒険者:レイ】と書かれていた物を受け取った後、討伐祝いでの祝会の宴が開かれ父さん達も飲み会に参加し夜遅くまで王都のギルド内で飲み食いをした。まあ、俺はまだ8歳だから酒も飲めないから持参したジュースを飲みながら色んな冒険者の人に「どんな、魔法を使えるのか」「どんな技が得意なのか」「剣士なのか、それとも魔法使いなのか」と聞かれた。俺は、それぞれの質問に答えて行き、最後の剣士か魔法使いかで言うと今の俺に当てはまるのものと言えば【魔法剣士】というのがピッタリなのかもしれないと思い、聞いてきた冒険者に「どっちも、得意なんで魔法剣士ですかね」と言った。




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