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第179話 【里へ向かおう・1】


 パーティーの翌日、魔物達はそれぞれの住処へと戻って行った。

 別れを惜しむライム達に、また戻ってくると約束をして見送った。

 それから俺は、朝食を簡単に作り食べながら自分達のステータスを確認した。

 まず最初に確認するのは、俺のステータスだ。


名前:レイディア・マグラット

年齢:8

性別:男

種族:人族【ナロウディ王国・伯爵】

属性:火・水・光・無

加護:イアラの加護 セーラの加護 リュアンの加護

   シブセルの加護


レベル:401

SP:

筋力:8950(+500)

体力:8900(+500)

魔力:8700

敏捷:8750(+500)


【魔法系統】火魔法≪7≫ 水魔法≪7≫ 光魔法≪MAX≫ 無魔法≪MAX≫

【術系統】 剣術≪5≫ 弓術≪2≫ 体術≪6≫ 槍術≪2≫ 

【向上系統】毒耐性≪2≫   魅了耐性≪1≫ 恐怖耐性≪8≫

      混乱耐性≪8≫  夜目≪MAX≫ 身体能力強化≪MAX≫

【便利系統】鑑定・全≪8≫経験値補正≪MAX≫ 信仰心≪6≫

      使役≪4≫  大工≪4≫      威圧≪6≫

      調理≪7≫  偽装≪6≫      探知≪MAX≫

      指示≪1≫  異世界言語≪ー≫   魔法合成≪ー≫

      アイテムボックス≪ー≫


「まあ、最後に確認してからそんなに経ってないし、変わった所は特にないか……」


 レベルが400を超えているが、スキルのレベルは低いのが多い。

 主に使うスキルに関しては、SPで無理矢理上げたりしてたから差が酷いな。

 この先、邪信教との戦いが増える事を考えると戦法を増やすというのも有りだろうし、なるべく全体的に上げて行った方が良いだろう。


 今回の旅では、今のスキルの底上げと新たに新しいスキルの獲得を目指すのが良いだろう。

 そう自分の課題が分かった俺は、次に隣でスープを飲んでいるエルダのステータスを確認した。

 以前確認しようとした時は、種族名しか分からなかったが今はどうなってるかな?


名前:エルダ

年齢:106

性別:無

種族:シルフ

属性:土 風 【固有属性:植物】

加護:レイの従魔

レベル:91


筋力:791

体力:972

魔力:1226

敏捷:754


特技:人化   風魔法  土魔法

   植物魔法 魔力探知 瞑想

   指揮   光合成  魔物言語


 見れないと思いながらステータスを確認したら、ちゃんとスキルまで表示され、俺は驚いた。


「んっ? エルダのステータス、ちゃんと見れるようになってるな」


「ん……ご主人様。ステータス見たの?」


「ああ、見れるかな? って思って確認したらスキルまで見れて、ちょっと驚いたよ。しかし、エルダのステータス俺のと比べると差が結構あるんだな」


 そう俺が言うと、エルダはムッとした表情になり持っていた容器をテーブルに置いて反論して来た。


「言っておきますが、私のステータスは結構高い方なんですよ? 神様の加護だったり、色々と常識外のスキルを持つご主人様の数値がおかしいんですからね?」


 エルダから怒られた俺は謝罪をして機嫌を治してもらう為、魔石を取り出して渡した。

 エルダは魔石を受け取ると笑顔になり、魔石の補充を始めた。

 次に俺はそんなエルダの対面に座り、食事に夢中のクレナのステータスを確認する事にした。


名前:クレナ

年齢:21

性別:無

種族:レッドワイバーン【2/3】

属性:火 風 

加護:レイの従魔

レベル:87


筋力:991

体力:839

魔力:717

敏捷:834


特技:人化  風魔法 火魔法 

   竜魔法 半竜化 


 クレナのステータスは、魔法寄りのエルダに対して近接寄りのステータスをしていた。


「へえ、クレナの能力値。レベルは低いけど、エルダより高い数値もあるんだな」


「そうなんですか? ああ、そう言えば種族が違うと能力値の上がり方とか違うって、変態さんが言ってましたね」


 エルダの言葉に、俺も以前聞いた話を思い出した。

 この世界の魔物にはランク制度が有り、ランクが高いと成長速度や能力値の上昇値が高くなるというのが常識らしい。

 その為、竜種であるクレナはエルダよりもランクの高い魔物なので、能力値が上の所があるのだろう。

 能力値の高さの原因は分かったが、一点だけ気になる所がある。


「……クレナ。種族の所におかしな数値があるんだが、何か知ってるか?」


「それ、聖竜様が〝もう少し強くなったら、分かる〟って言ってたよ?」


「強くなったら?」


 ふむ、まあ時が経てば分かるのであれば今は放置で良いだろう。

 そう思った俺は、次にラルのステータスを見る事にした。


名前:ラル

年齢:2

性別:メス

種族:シルバーウルフ

属性:無 風

加護:レイの従魔

レベル:78


筋力:687

体力:786

魔力:591

敏捷:798


特技:牙攻撃  吠える 穴掘り

   能力強化 風魔法 天狼化


 ラルのステータスは、以前に比べてかなり高くなっていた。

 そして見た事の無いスキルが増えていて、俺は気になったので鑑定で詳しく見る事にした。


名前:天狼化

説明:星の出ている夜にのみ使用可能。星の力を受け、自身の能力値を大幅に上昇させる。


「……名前からして、凄いって分かるんだが聞いた事も無いスキルだな。エルダは何か知ってるか?」


「私も知らないですね。ラルネアさんがラルちゃんの潜在能力は凄いって、言ってましたけどこの事だったんですかね?」


「ああ、成程な。それにラルはこの先も強くなるだろうし、ラルの成長が楽しみだな」


 そう言って俺はラルのステータスを閉じ、ラルの横でご飯を食べているライのステータスを見る事にした。


名前:ライ

年齢:3

性別:オス

種族:スライム亜種

属性:水 無 空

加護:レイの従魔 リュアンの加護

レベル:96


筋力:684

体力:1023

魔力:1470

敏捷:698


技能:水魔法    無魔法    空間魔法

   分裂     悪食     無詠唱

   念話     物理攻撃無効 魔法強化

   魔法威力強化 並行思考   魔法吸収

   アイテムボックス 


「……」


 なんじゃ、この化け物スライムは……

 そう俺がライのステータスを見て驚いていると、エルダが「どうしたんですか?」と心配気に聞いて来た。

 俺はそんなエルダに対して、ライのステータスを言葉で伝えるとエルダも驚き固まった。


「……どうなってんだ? たった数ヶ月で、ここまで変わるもんなのか?」


「……ライ君。神様の所で修行していましたけど、ここまで成長しているとは思いもしませんでしたよ」


「そうだよな、それに修行だけじゃ上がらないレベルもかなり上がってるぞ? 頻繁に見てなかったとはいえ、一年前はこんな能力値じゃなかったぞ?」


 自分自身のステータスは偶に確認していたが、従魔達のステータスはあまり見てこなかった。

 だが一年足らずでここまで成長するのは、どう考えてもおかしい。

 ラルの方もレベル高くなったなと思ってたが、ライはその上を行っている。


「それにしてもライの奴、魔法特化に成長をしたみたいだな。エルダ以上じゃないか?」


「そ、そうですね……」


 エルダは小さな声で返事をすると、小声で「私のポジションが……」とショックを受けていた。

 そんな俺とエルダに気付いたのか、ライは食事を止めて念話で話しかけて来た。


(ご主人様。僕のステータス見たの?)


「ああ、皆のステータスを確認してたんだよ。そしたらライが思っていた以上に強くなってて驚いていたんだよ。頑張ったんだな、ライ」


(えへへ~、僕頑張ったからね~。まだまだ強くなるから、待っててねご主人様)


「ああ、俺も負けない様に頑張るから一緒に強くなろうな」


 こうして主要メンバーである4匹のステータスを確認を終えた俺は、食事に参加していない残り2匹の所に向かった。

 トレンとレントは、食事は必要なく俺達が食事をしている際も日光浴をしていた。

 俺はそんな二匹に近づき、ステータスを確認した。


名前:トレン

年齢:2

性別:無

種族:トレント

属性:土 【固有属性:植物】

加護:レイの従魔

レベル:11


筋力:32

体力:34

魔力:51

敏捷:9


特技:土魔法 植物魔法 雨乞


名前:レント

年齢:2

性別:無

種族:トレント

属性:土 【固有属性:植物】

加護:レイの従魔

レベル:13


筋力:41

体力:44

魔力:59

敏捷:9


特技:土魔法 植物魔法 祈り


「お前らは特に変わり映えは無いな、まあお前らの戦場は畑や森の管理だし、戦闘向きじゃないもんな」


 他の者のステータスが異常で、変わり映えが無く普通のトレン達のステータスを見て俺は少し安心しながらそう言った。


「まあ、これからも森の管理を頼むぞ」


 そう俺が二匹に言葉を掛けると、蔓を伸ばして〝〇〟を作り返事をしてくれた。

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